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コーチとは?

ここまで、何週かに渡って、このnoteにてコーチングの話をさせて頂きました。

コーチングのお話は今後も取り上げて行きたいと思いますが、今回で一旦締めくくろうと思います。

1回目の投稿で私はまずコーチの語源とその意味の大切さをお話ししました。

覚えていらっしゃるか、もう一度おさらいしましょう。


私の辞書では、新しい方から遡って、

COACH→競技の指導者→家庭教師→長距離客車→馬車

と訳されています。

その上で、

コーチとは?

「大切な人たちを、目的地に、安全に、確実に、送り届ける」こと。

と、ご説明させていただきました。

今回はそこからいくつか補足させていただきます。


まず、もともと馬車や客車という意味合いであったコーチという言葉を人に向かって呼ぶようになったのは、いつ頃からなのでしょうか?

答えは、1600年代初頭に、オックスフォード大学に入学したい高校生の「家庭教師」に向かって言うようになったそうです。

つまりオックスフォード大学という目的地に、高校生を安全に確実に送り届けてくれる人として、家庭教師のことを「コーチ」と呼ぶようになりました。

受験生の家庭教師がコーチだったというわけですね。


では、我々スポーツの世界でコーチという言葉を使うようになったのはいつからなのか。

実はこれもオックスフォード大学からなのです。

先ほどの家庭教師がコーチと呼ばれ始めた数年後、今度はオックスフォード大学のボート部の指導者に向かってコーチと呼んだのが一番最初では?とされています。

コーチはスポーツの世界の物、スポーツの世界で生まれたというイメージがあると思うのですが、最初は通常の一般社会で使われ出し、後にスポーツの世界に入ってきたのです。

まさに先ほどの辞書の順番の通りなのです。

実際、今では家庭教師をコーチと呼ぶ人はあまりいませんが、「コーチ」がスポーツの世界にとどまらないのは明白で、私は講演の仕事もさせて頂いていますが、「コーチング」系の講演は、8割がた一般企業からのご依頼です。

コーチを極めれば、色々な世界に役立つということではないでしょうか。


さて、余談ですが、私は「立花コーチ」と呼ばれますが、アメリカでは「コーチ」とだけ呼び、人の名前を付けて呼ぶ場合、「コーチタチバナ」となります。


さあ!それでは皆さんもしっかりコーチの語源を覚え、何度も復唱しましょう!

それが良いコーチになる第一歩です!

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