彼は毒親サバイバー。
期せずして彼を猛毒の沼(生まれ育った家庭)から掬い上げることになった私と、付随して次々と起こった色々な意味での奇跡たち。のちに伝説になるかもしれないし、なら…
- 運営しているクリエイター
記事一覧
毒親サバイバーの身内 03 「親の事を悪く言うのは駄目だ」という気持ちもわかる
フィクションってことになっています。
—————
すっかり間が空いてしまったが02のつづき。
ネットで見かけた言葉『毒親』、検索を続ける内に『毒になる親』の書籍に出会った。もともと心理学、精神、思想、哲学に興味があったので抵抗なく読めた。もしかしたら、毒親を持つ本人ではなかったからこそとっつきやすかったのかもしれない。
実はその前に『愛着障害』岡田尊司 著 を読んでいた。なんとそれは、彼の
毒親サバイバーの身内 02 『泣きながら打ったメールに他人から返信が来る』
01のつづき。
引き続きフィクションということでお願いします。(諸事情が過ぎてすみません)
- - - - -
産後に彼の実家(みたいなところ)で過ごす提案は、丁重にお断りした。彼の具合が悪くなるし、長男は無意識に拒否反応を起こしていたから。私も気を遣うから。ならば、出産前後、遠方から実母が来るまでの繋ぎと、実母が帰った後の二週間、母親を向かわせるよと彼の父親からメールが来た。好意は受け取る
毒親サバイバーの身内 01 「君の家、おかしくない?」
はじめに、この一連の出来事は諸事情により、フィクションであると書いておく。
諸事情、諸事情。
- - - - -
日本ではまだまだ『子どもを自分の思い通りにしようとしてくる親』程度に知られてきたかしらという『毒親』。
毒親とは、この記事を拾って読んでくださっている人はもう周知だろうが、スーザンフォワードの著書『毒になる親』から付いた名詞だ。
私はここでは(諸事情で)敢えて「彼」と書く、毒