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小規模企業共済~税制メリット~


中小企業の役員さん、個人事業者さん向けの話になります。

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小規模企業共済は、中小機構が運営する、小規模企業の経営者や役員、
個人事業主などのため積立退職金制度です。

ちゃんと貯金しておけば良いんじゃない?と思った人もいるかもしれませんが、しっかりメリットもあります。
今回は、メリットのうち税金がらみの部分をまとめていきます。



1. 掛金は全額所得控除!

  小規模企業共済の掛金は全額が所得控除となります。 
  月々の掛金は1,000~70,000円まで500円単位で自由に設定が可能で、
  加入後も増額・減額できます。

小規模


2. 受取時は退職所得、雑所得

  受け取り方は、一括受取り、分割受取、一括受取と分割受取の併用があ
  ります。

  一括受取りの場合は、退職所得となり
  退職所得控除を引くことができるので税負担が少なく済みます。

【退職所得控除】
 勤続年数20年以下 勤続年数×40万円(80万円満たない場合は80万円)
 勤続年数21年以上 (勤続年数-20年)×70万円+800万

  退職所得については、以前に少しまとめたので細かいことは省略
  します。


  分割受取りの場合は、雑所得(公的年金等)となり
  公的年金等控除を引くことができます。  
       公的年金等の課税については、この話をするために先日
  まとめたので省略します。


入ってきた金額から退職所得控除か公的年金控除が引けるので
もらった金額すべてに課税されないということですね。


引退後は貯金と年金で暮らすんだ!でも良いですが
事業引退後の生活や現役時代の節税にもなりますので、資金に
余裕のある方は利用しても良いかと思います。掛金についても
1,000円からで途中で増額も可能です。



情報の整理、共有から始めていきます。 後々、節税や経費削減などの戦術的な情報を提供できたらと思います。