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愛する人よ、みつけないでね

誰とは言わないんですけど、離れていても好き。
私、たまらなく愛してしまってる。

太宰治さんの『斜陽』。
理解できなかったけれど、理解できるようになってしまった。


会ったらもちろん愛が増すし、
なんなら離れても、距離をとっても
「ここ一緒に行ったなぁ。好きだなぁ」

なんて、忘れられない。脳裏にこべりついてる。

君に、「私のこと忘れさせないからな!君が他の誰かと結婚したって頭に住み着いてやる!」

なんて、啖呵切った時もあったなぁ〜笑
今は、君が幸せならなんでもいいけど。
私のことなんて忘れて幸せになっててほしい。
けど、忘れられるのは寂しい。とか思っちゃう私、最低。

初めて話した時も、初めて会った時も驚くほど初対面に感じなかった。
会うまでの期間が何ヶ月も空いてしまっても、久しぶり感がなく、なんならもっと仲良しになってる。

会う度に楽しくて、話す度に目に見えない愛しい感情が溢れてきた。
考え方や好みが驚くほど一緒で、ここまで偶然が重なることあるのか?これを運命以外になんて呼んだらいいんだって思ってしまう時だってあった。

住みが遠いのに、お互い2時間近くかけて会っていた。
遠距離恋愛なんてできる自信ないけど、なんで君とこんなにも関係が続いたんだろう。

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そう思える愛しい人は、私のそばにはいない。
私たちに約束されたハッピーエンドなんてなかった。

傍から見たら手を繋いで歩いている私たちの姿は、カップルに見えていたのかな。
付き合ってなんかなかったけど。

私たちの関係にどんな最悪な名前が付こうが、名前の無い関係だろうが、私は人生でいちばん幸せだったなぁ。

恋人だとか夫婦とかの名前がついてなかろうが、そばに居たいと思える人だった。
関係なんかに、周りの目に囚われず、愛してた。
一緒に死ぬ時もそばにいたかった。
それまで、そばにいたかった。

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君が私と同じような愛を向けてくれていたか、真実は私も分からない。
でも、私は今まででいちばん愛してくれてると感じれていたし、とてつもなく幸せだった。

私が死にたいと漏らしてしまった時も君は、

「生きたいって思えるくらいこれからも一緒にいようね。死にたいと思えないくらい楽しくさせるから」
って。

「私ね、君が思っている以上に、だいぶ好きだよ」

私がそう伝えたら君は、

「俺の方が大好きだよ。俺は、"だいぶ" じゃなくて、"めっちゃ" だもん。
橘(私)は、何度も俺から離れようとしたけど、俺は離れたいと思った時はないよ」


何度、君の言葉に救われたんだろう。

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君以外に私に、誠実な好意を向けてくれた人もいた。
でも、私の気が滅入っているときは、面倒くさそうに連絡が取れなくなった。
そして、私が元気になったときに、ひょっこり連絡してくる。
都合いいなぁ。

もう私、愛がなにか分からないよ。
君がくれたこの感情は、愛じゃないのなら、なんていう感情なの?
教えてよ。私は愛だったよ。

恋してる私に恋してたんじゃない。
紛れもなく、君が好きだった。
君の最低な部分も、私の気持ちを冷めさせてはくれなかった。

君に幸せにしてもらいたかったんじゃない。
一緒にいられるだけで幸せだった。
君もそう思ってくれてたらいいな。

ただ、純粋にそう思ってた。

愛って難しい。私にとっては、純愛だった。
でも、人には話せないくらい純愛じゃないのも知ってる。

愛に振り回されている私は、「考えすぎたよ」ってあしらわれることが多かった。

でも、君は
「そういうとこ好きだけどね。なんも考えてないよりはいいじゃん」って言ってくれたな〜。

くれる言葉も全てが好きだった。
全部ちゃんと愛を伝えていてよかった。
君にこの愛をちゃんと置いてきた。

私に残ってるのは、愛してた人との思い出だけ。
思い出も渡せたらよかったのにね。

たばこ辞める覚悟くらい、君のことを書くのが止まらないね。

みつけないでね。恥ずかしいから。
もう書かないっていったのに書いてしまった。悔しい。

それくらいまだ愛してるみたい。

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