好きな人が吸ってたセブンスター、最後にする。
たばこと接点なんてなかった私。
好きな人から1口セブンスターもらってから、半年。
まんまと私も喫煙者になった。
たばこを吸わなくても、吸ってても好きな人のことが忘れられなかった半年。
県が離れていても、会えていなくても、このたばこを吸っていれば繋がっていられるような気がしてた。
いや、そう思いたかった。
織姫と彦星が七夕の日にだけ会えることを約束されたように、私もこのたばこを吸っていれば辛い恋でも乗り越えられると思っていた。
たばこにくらい甘えていても良かったのかもしれない。
好きな人をきっかけに吸い始めたことなんて、ないことにすればよかった。
でも、私にはできなかった。思い出してしまっている。
だから、形から変えるのもいいんじゃないかって思った。
私にとってこのたばこを吸うことをやめることは、好きな人への気持ちを絶とうという私の背景もある。
もうこの考え時点で、君のことを忘れられてなくて悔しい。
もう、私は前に進むんだ。
大切にされていると思いたかった私となんて、おさらばする。
本当に大切にしてくれる人、愛してくれる人に出会いたい。
何度、君の甘い言葉に辛くなったり、嬉しくなったりしたのだろうね。
何度、愛されていると、大切にされていると勘違いしたのだろう。
都合が良くてもいいって思ってしまうくらい好きだったけれど、この恋はつらかったよ。
今だって、"君と赤の他人になりたくない自分" と"君のことなんて忘れて幸せになってやる" っていう2人の自分が戦ってる。
私は、前を向いて頑張ろうとしている自分を応援したい。
だから、セブンスターとさようならするんだ。
たばこをやめようと何度も決断しては、やめられなかった。
君への思いを絶とうとする決断のように。
だから、もうこれでお別れです。
この人生で吸うセブンスターは、あと5本。
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ここに書かないと、決断がゆるんでしまいそうで、甘えてしまいそうだった。
だから、書きました。
読んでくれているあなたにも、見られることのない決断がたくさんあると思う。
本当にこの決断があってるのか、不安で後悔したくなる時もある。
誰かにその決断を委ねてしまいたくなるときもある。
でも、その決断が、未来の明るい方向へ導いてくれますように願ってます。
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