恋に、おちた
"恋をする" なら、まだ理解してた。(してるつもり)
でも、"恋に落ちる" は、理解できなかった。
落ちる?重力と同じってこと?
"恋をしてる"っていうのは、分かった。
現在進行形で好きな人のことが好きってことかなと解釈していた。
落ちるっていうのは、どうしても分からなかった。
でも、なぜ "おちる" なのか、分かってしまいました。
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もう、好きなんです。
気になるとかの次元にいない。
"この人のこと好きかもしれない"とか言ってられない。
「好きなんだ、私」
ふっと、心地よく落ちました。
最近やけくそで入れたマッチングアプリで出会った人に。
中学生の初恋以来に、頬が緩んでしまった。
泣きそうなほどの喜びを感じた。
心臓の音が聞こえすぎて焦った。
寂しさを埋めるために、恋人ごっこなんてくだらない。
もうやーめた。
その好きな人は、たくさん恋に落ちてきた人。
それは、遊びではなくて、それくらい魅力があるから経験が多いんだ、と腑に落ちた。
嫉妬とかやきもちとか妬かなかった。
いや、妬くっちゃ妬くけど、なんて言ったらいいんだろうな。
こんな素敵な人なら、そりゃ惹き付けられる人は多いよな、と思ったから。
"たくさん遊んできた" と "恋愛を多く経験した"
この2つは同じようで全然違った。
その人に対して、変な不安や嫌な気持ちは感じなかった。
好きな人は、一緒に死にたい人じゃない。
一緒に生きたいと思える人なんだね。私気づいたよ。
それでも、死ぬことは約束されてるから止められない。
それまで一緒にいられたらいいな。
楽しいこと、幸せなことを感じることだけじゃなくて、辛いこともそりゃある。
でも、自ら死ぬ選択を選ばないくらいそばにいたい。
この恋がどんな結果であろうと、私はもう今の時点でものすごくたくさんのことを知れた。
22年生きて、久しぶりにこの気持ちをしれた。
あの時に死んでいたら、この感情は知れなかった。
苦しくて死にたかったけれど、結局死ぬ覚悟なんて生半可だったかもしれない。
でも、この感情を知るまで生きていて本当によかったと思う。
幸せにしたい。幸せになってほしい。
そう思う気持ちもあるけど、しっくりこない。
『幸せになろうね』
そう思える人だった。
まだ出会ったばかりだから、これからどうなっていくかは分からないけど、どんな人か知っていきたい。
私は変わらず、このまま生きていく。
好きな人のために変わるんじゃないよ。
私がお姫様になれる日を、期待したいけどしないでおく。
よかったらまた、何かあった時はまたここで私のお話を聞いてくれたら嬉しいです。
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