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昔見た恋愛アニメを見返して泣けた。
8年前とか(私が中学の時とか)に見たアニメを見返した。
とある少女漫画のアニメ。
昔は、キュンキュンしてた印象。
でも、今になって見返して何だか泣けてしまった。
あまりにも、純粋で誠実な恋愛だったから。
それは、まだドロドロして歪んでいる、汚い部分もあることをまだ知らない恋愛。
昔の私は、その恋愛が当たり前だと思っていたけど、そうじゃなかった。
歳を重ねるほど、恋愛経験を重ねるほど、そのイメージとはかけ離れていった。
あの時の、恋愛に対する純粋な気持ちはどこに行っちゃったの。
好きな人に会えて、好きな人と出かけられて、好きな人と手を繋げる。
辛い時も、嬉しい時も抱きしめ合える、支え合える。
恋愛なんてお互い初心者だっていい。
恋愛が向いてなくったっていい。
でも、好きな人が自分を好きでいてくれて、自分も相手のことが好き。
そんな2人が向き合い続けられる。
時にすれ違いもあるかもしれない。
でも、お互いが真面目に素直に目を逸らさず、向き合い続けられる。
それ以上に、尊い、かけがえのない美しい気持ちはなかった。
今の私はそれを忘れかけていたということに、アニメを見て気づいた。
私は、慢心していた。恋愛に対して。
私がこれまで恋愛に振り回されたり、傷つくことが多かったのも、その報いなのだと思った。
私は、なぜその尊い気持ちを噛み締められなかったのだろう。
初めて中学のとき付き合った人のことを思い出した。
私あの時が、いちばん美しい恋愛してたなぁ。
「好きです。付き合ってください」
「ほかの子とのところに行っちゃう夢を見て怖かった」
「花火大会一緒に行こう」
素直に言葉にできた。
変に裏をかいたり、駆け引きもしないで思ったことを言葉や行動にしていた。
そして、相手もそうしてくれていた。大切にしてくれていたことが伝わってきた恋愛だった。
その時の私は、好きな人を疑うことも信じられないこともまだ知らなかった。
2人でこの先の未来をともにすることしか考えていなかったから。
恋愛は経験すればするほどうまくいくわけでも、長続きする訳でもないのかもしれない。
純粋な心をいつまで持ち続けられるか。
あの時みたいに、恋愛に振り回されるんじゃなくて、こっちが振り回してやるくらいでいないと。
なんて、思って泣けてしまったよ。
"恋愛は経験に尽きる" という自論を信仰して恋愛に対して思いつきのまま行動してきたけれど、今は恋愛にも信じることにも欺かれ、すべてが恐怖になってしまった女が1人ここに。
どうか、あなたにしかない美しい恋愛がありますように。
そして、誰ものでもない誰かの手によって、決して汚されることがありませんように。
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