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好きな人がラスボスすぎる

この時代になってさ、何事にも代わりとして補えるものが増えてきた気します。
それはそれでいいことだと思う。

結婚しなくても、女性も働いて1人でも生きていきやすくなっただろうし。

でも、恋人や結婚のメリットを奪って、デメリットを目立たされた気分。
結婚とか、ただでさえキラキラしていたものだったからこそ、期待通りのものでなかった消失感(?)。


私だって結婚願望も乏しいし、
"恋人にならなくても変わらない関係ってあるなぁ。恋人になる理由ってなんだろう" なんて考えふけていたくらい。

でも、好きな人が良かったんだよね。
代わりなんてなかったよ。
好きな人自身も、好きな人との出会い方も、一緒に話した内容も、自分たちにしかない唯一無二の思い出。


この寂しさも虚しさも埋めなきゃって思う前に、この気持ちに切りをつけないといけないんだろうなぁ。
そうしないと、今後いい人が現れてくれたとしても、"好きな人を忘れるために出会った人"になってしまう気がする。
いつまで経ってもこの連鎖を抜け出せない気がする。

だから、最近筋トレとか散歩とか、趣味ややることを増やした。
好きな人のことを考える時間を減らせるように。
好きな人のことを忘れて、次に進めるように。
好きな人が吸ってた煙草だってやめた。

たしかに、前よりは好きな人のことを考える時間が減った気がする。
でも、一緒に見た映画の主題歌が流れた時。
君が好きって言っていた歌を聴いた時。
君と行きたいねって話していた場所を見つけた時。

あっれれ、涙止まんないね〜〜。

なかなか難しかったよ。忘れられないね。
忘れられたかも!なんて油断した時にとどめ刺されるし、やられっぱなしだよ。

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正直言えば、ずっと甘えたかったよ。
"本当に大切にされてるか"、"本当に愛されているのか"なんて真実を曖昧にさせたままでも。
ずっと馬鹿なふりして君のこと好きでいたら、それはそれで幸せだったのかなって思いたくなる。

なのに、ごめん。
私は、この先君も私の隣にいてくれるか分からない不安に何度も押しつぶされた。
そんな現実が来るくらいなら、今ここで終わりにさせたい。
さようならしなきゃ。
でも、まだそばにいたい。

めっちゃ声聞きたいし、会いたい。
君の写真見ただけでもすぐにあのときの感情が戻ってきちゃう。
ここまで、奮い立たせて君から離れようとしてきた覚悟も一瞬で揺らぐ。

これまで経験してきた恋愛がチュートリアルだったのかなって思うほどの強敵だよ、君は。
私の恋愛のラスボスが君なら、
君を倒したあと私は幸せになれるのかな。

でも、バットエンドでも君が幸せになってほしいな。
倒せないよ。
あわよくば、一緒に幸せになりたかった。

なんて思っちゃう私はまだまだ弱いね。

今度は、君が私のことを忘れられないくらいの素敵な笑顔でお別れしてやるんだ。
みててね。

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