絶対的な正解はない：あなたの人生を変える自分らしい生き方の探求
有史以来、無数の人々が「人生の正解」とは何かについて考えてきました。ある人は富や名誉を追い求め、ある人は偉大な事業の完成や大切な人々との深い繋がりを目指してきました。しかし、万人に共通する絶対的な正解が存在するのでしょうか？
私自身もその問いに対して日々考えを巡らせてきました。そしてある結論に達しました。それは「人生には万人に共通する絶対的な正解はない」ということ。そして「人それぞれに正解がある」ということです。
本稿では、この考えを深掘りし、自分らしい生き方を見つけたいと思っているあなたに、一つの可能性や方向性を提示したいと思います。
自分を世間の常識で評価し、自己肯定感が低く感じることがあるなら、この記事があなたにとって新たな視点を提供できれば幸いです。
1．人生に絶対的な正解はない
世の中は、古の偉人たちが書物で残したものから、現代のSNSで発信されるものまで、さまざまな「正解」で溢れています。これらには有益なものも、そうでないものもありますが、共通して言えることは、いずれも絶対的な正解ではないということです。
絶対的な正解とは、全ての人にいつでも当てはまるものです。しかし、これらの意見は、その時々の状況や発信者にとっての正解でしかありません。
例えば、良く考えて行動することが正解な場合もあれば、考えずにまず行動することが正解な場合もあります。これら一見相反するように見えることが、どちらも正解と言えるのは、その時の状況や人によって正解が変わるからです。
世間には、自身の過去の体験を基に成功の法則を主張する人もいますが、それもその時、その人にとっての正解でしかありません。現在において他の人にとっても同じように正解であるとは限らないのです。
勿論、これらの意見が無価値であるわけではありませんし、否定するものでもありません。ある状況や人に当てはまるものが、他の状況や人にも当てはまる可能性はあるからです。しかし、全てがそのまま当てはまるとは限りません。重要なことは、その意見の中から汎用性の高い「理」を抽出し、それを自分の人生に応用することです。
2．それぞれの人生で正解は異なる
絶対的な正解がないということは、人生に正解がないということではありません。一つの意見が万人に共通して正解ではないということです。私が考えるのは、一人一人の人生においてそれぞれ異なった正解があるということです。
ここで、人生の正解を、「目的としての正解」と、「手段としての正解」に分けて考えてみます。なぜなら、人生の正解とは、その人に最も合った目的に向かって、その人に最も合った手段で進んでいくことだと考えているからです。
①目的としての正解
「目的としての正解」とは、その人が人生において何を目指すのが正しいか、ということです。本稿冒頭にも記載の通り、一般的に主張されている人生の目的は以下のようなものが挙げられるでしょう。
富
名誉
社会的地位
事業の成功
自由
豊かな人間関係
信念
夢中になって打ち込めること
或いは、日本においては以下のような人生こそ正しいという意見もあるかもしれません。
良い大学を卒業する
大企業に正社員として就職する
結婚して家庭を築き、子供に恵まれる
マイカーやマイホームを持つ
穏やかな老後を過ごし、家族や親しい人に看取られて亡くなる
これらは、いずれも正解の一つではあるのでしょうが、絶対的な正解ではないでしょう。何故ならば、私という反例が既に存在しているからです。
私は、大学卒業後、大企業の子会社に勤めて、安定した生活を送っていましたが、自分の信念に基づいて退職し、自営業者の道を選びました。上記の常識で考えれば、自ら安定を捨てて不安定な生活を選んだ愚かな選択と言えるでしょうが、私は全く後悔をしておらず、寧ろこの選択は正解であったと思っています。
「目的としての正解」を見つけるためには、自分の内面をじっくりと見つめ直し、人生で本当に何を成し遂げたいのかを考え抜く必要があります。世間で一般的に「正解」とされる生き方に従うのではなく、自分自身の価値観や願望に基づいて、その答えを見つけることが重要です。
②手段としての正解
見落とされがちな視点かもしれませんが、目的に至るための手段にも、絶対的な正解はなく、人によって正解が異なると考えています。
例えば、お金持ちになるという目的のための手段を考えたとき、ある人は事業に成功することを目指し、ある人は投資によって資産を増やすことを考えるかもしれません。実際にどちらの方法でもお金持ちになっている人がいることからも、どちらも正解であることが分かると思います。
また、より身近な例ではnoteの記事執筆方法も人によって異なるでしょう。私は記事執筆前に、目的や対象読者、全体の流れなどを紙に書き出して整理します。人によっては、紙ではなくマインドマップなどのツールを使って整理する方もいるでしょうし、いきなり原稿を書き始める人もいるでしょう。これらも、どれが正解ということではなく、その人に合ったやり方が正解なのです。
たとえ学問や科学が発展して、効率的な方法が見つかったとしても、それが万人に当てはまるとは限りません。物理法則なら答えは一つかもしれませんが、人間の心理や知覚に関する研究では例外が存在するからです。その研究結果を無視するのは良くありませんが、あくまでもそういう傾向があるという参考程度に捉え、自分に合ったやり方を模索することが重要です。
以上のことから、人生における正解は一つではなく、各人が自分に合った目的と手段を見つけることが重要です。そのためには、世間で言われている正解に捉われず、自分自身の正解を自ら考えていかなければいけません。
3．自分らしさは幸せの必要条件
ここまで述べてきた自分にとっての目的としての正解や手段としての正解は、「自分らしさ」と言い換えることが出来ると思います。そして、この自分らしさは、幸せの必要条件であると考えています。
自分らしさが幸せの必要条件ということは、逆に言えば、自分らしくない生き方は幸せではないということになります。
自分らしくない生き方とは、自分にとって誤った目的を持ち、目的に至るための誤った手段を取っている状態です。この状態では、心には違和感が生じ、ストレスが溜まるでしょう。そして、この状態を幸せであるかと問われれば、否と言えるのではないでしょうか。
上図のように整理すると、自分らしくない生き方は幸せではないことが真であり、幸せであれば自分らしいことが真であると言えます。つまり、自分らしいことは幸せであることの必要条件であることが分かります。
しかし、自分らしく生きることは、あくまでも幸せの必要条件であり、それだけで幸せが保証されるわけではありません。幸せとは人それぞれ異なる複雑なものだからです。しかし、自分らしく生きることが、幸せになるための万人に共通な基盤であると考えています。
結論として、自分らしさを大切にすることが、幸せを追求するための第一歩となります。どんなに他人にとっては理想的な人生でも、あなたが自分らしくないと感じるなら、それは本当の幸せとは言えないでしょう。自分らしさを見つけ、それを追求することで、自分自身の幸せに近づいていけます。
4．人が自分らしさを見つけ、発揮する手助けがしたい
私は、人それぞれの正解、即ち自分らしさの発見と発揮の手助けがしたいと強く思っています。その為に、以下の2つの手段でサポートを提供したいと考えています。
①noteへの記事投稿
1つ目は、この記事のようにnoteに自分の考えを投稿することです。「絶対的な正解はない」というモットーを掲げ、人々が自分らしさに気付き、伸ばしていけるような記事を投稿していきたいと思います。また、既存の常識に縛られない新しい視点を提供することで、読者に新たな考え方を提案したいと考えています。
例えば、本稿で述べてきた内容も、世間の常識に対するアンチテーゼを提示するものです。普通に生きていればあまりに当たり前すぎて疑問を持つことすらない事柄について、別の視点を提供したいと思っています。
②ストレングスコーチングの実施
2つ目は、先日取得したGallup認定ストレングスコーチの資格を活かしたコーチングです。これは、アメリカの調査会社Gallupが提供するオンライン才能テスト「クリフトンストレングス（旧ストレングスファインダー）」の結果を基に、人の強みに着目し、ポジティブ心理学に基づいてコーチングを行うものです。その人らしさを見つけるには、その人の強みを伸ばすことが大切だと考えて、そのノウハウを学びました。
私は約10年間企業に勤め、自分の強みを活かせる環境では自分らしく働きながら、成果が出せることを実感しました。営業部にいた8年間は、社交性や行動力の低さによって、外部への積極的な働きかけやフットワークの軽さに欠けていたため、仕事に苦しみも多く、毎年の人事評価はB～C評価でした。しかし、経営企画部に異動してからは、自分の得意な企画や分析の能力を活かせるようになり、自分らしさの発揮を実感でき、人事評価もS評価に上がりました。この経験から、自分の強みを活かすことが成果と評価に繋がり、自分らしく生きることができると確信しています。
この経験を基に、自分の強みを活かすことの重要性を広めるために、ストレングスコーチングを提供していきたいと思います。近日中に、note内でもストレングスコーチングの案内を行う予定です。
自分らしさを見つけ、それを発揮することは、幸せな人生を送るための重要な要素です。私の経験と専門知識を活かし、皆さんが自分らしい生き方を見つけられるよう、今後の記事やストレングスコーチングを通じてサポートしていきたいと思っています。
5．終わりに
読者の皆さんはどうか私の主張を鵜呑みにはしないでください。この記事の内容はあくまでも私の意見で、これが絶対的に正しいとは限らないからです。
ただ、私自身は、多くの人に当てはまる汎用性の高い主張であると思ってこの記事を書いています。しかし、それが全ての人にとって正しいとは限りません。個々人にはそれぞれ異なる正解があり、その正解は自分自身で見つける必要があります。
この記事の中で述べた考え方があなたにとって役立つかどうかは、あなた自身の判断に委ねられています。私の意見を参考にしつつ、自分にとって有益な部分を取り入れてください。第1章で書いたように「意見の中から汎用性の高い「理」を抽出し、それを自分の人生に応用する」ことを心がけてください。
重要なのは、他人の意見を鵜呑みにせず、自分の頭で考え、自分の判断で選択することです。しかし、自分の考えに固執しすぎて他の意見を全否定することも避けてください。バランスを取りながら、自分にとって最善の答えを見つけることが大切です。
この記事を通じて、読者の皆さんが自分の考えを持ち、より良い選択をする手助けができれば幸いです。
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