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インド day2 アジャンター遺跡

SIMカード買えず空港Wi-Fi使えず宿も予約してない22時のニューデリー空港。
夜のニューデリー散策はdeadらしいので空港に居座ることを決意した僕に救いの手が迫る。

PREMIUM Lounge 6hours rest  52$
ついでにWi-Fi付き。 
そこはまさに桃源郷

ネット社会に毒された現代人の僕、Wi-Fiなけりゃなんもできないので泣く泣く課金し、ターミナル内にある現代人のオアシスに転がり込む。  

この段階で今日の行き先は陸路で西か空路で南の二択だったわけだが、夜は遅く今更バスや鉄道の時刻表をチマチマ検索するのも、予約するのもめんどくさい。やっぱりすぐ予約できるスカイスキャナーさんは神なので空路予約。

国内線ターミナル。もう過ぎてますよ

0430起床。というよりプレミアムラウンジは六時間制なので強制的にモニコで叩き起こされる。ろくに寝れてないのでまだ朦朧とする意識の中、ゾンビのような足取りで国内線ターミナルに移動して航空券を発行。

今回の航空会社はスパイスジェット。名前からしてインドらしさがぷんぷんするLCC だ。   奴隷船のような機内を想像するが普通に綺麗で座席幅もある。日本の某LCC 桃航空の方がよっぽど奴隷船であった。そんな高評価に気分をよくしたのか座席はエマージェンシーシート。この機体の乗客の命を握っていることに使命感を掻き立てられる。お前らの命はワイの掌の上やぞ。  

注 私はヒンドゥー語は当然のこと英語も苦手です

0735
結局エマージェンシーなことにはならず、一時間半のフライトを終えてインド中部のアウランガーバードに到着。人口150万を数えるがインドでは地方都市扱いだ。
プリペイドタクを使い目星を付けてた宿に突撃。なお空港から市内までの道沿いにはスラム街というかテント街が点々としていた。

宿につく
ナマステ、部屋ある??
ないで

ナマステチャレンジ失敗!!
あちゃーと思う僕にその場に居合わせた別のインド人は言う。俺の知り合いの宿に来いよ、と。

バスターミナル近い? 

近いで

行くわ

ようやく安住の地を得たと安心するも結局バスターミナルとは真逆の方向だった模様。おいインド人。
しかも周りに何もなくスラムすら存在しない。
戻って新しい宿を探したかったが生憎時間がないのでここで妥協。
宿の人自体は良い人だったし。

そう、時間がない。
今日の目的地はここアウランガーバードから片道三時間。バスの本数も少ないと聞いていたので9時までには出立したい。
シングル900ルピーの部屋に荷物を置いてリキシャでバスターミナルへ向かう。

ナマステ、アジャンター行きある?
少ししたら来るで。

とても汚いバスターミナルでのんびり待ってると、同じことを考えていた日本人も数名おり、旅は道連れ的なノリで一緒に行くことに。まさかのNGO代表もいた。

アウランガーバードのセントラルバススタンド。汚い   

0930アジャンター行きのバスが出発。どうも本当は0830に出発する便だったらしく乗客は不満たらたらだが、9時前にターミナルに着いた僕にとっては渡りに舟、サンキューインディア!!後で分かったが飛び入り参加可能のツアーバスだったらしく、車体も他のとは(相対的に)一線を画す。てかローカルバスがやばすぎる。走る軍艦島みたいな趣きだ。(そもそもツアーで出発一時間遅れて返金ものでしょ)道程は基本悪路。とはいえ途上国のとんでもロードにはぶっちゃけ慣れてるのでそこまで怖くはない。命の危機を感じないのでマイルド悪路なんだろう。

アジャンター遺跡。世界遺産。

1230アジャンター石窟群到着。ここは紀元前1世紀~紀元5世紀の仏教の遺跡であり、特にその壁画は、世界中の仏教芸術の原典にあたるらしい。エントランスに入って石段を登った先には、川沿いの崖に掘られた30個近い石窟が延々と奥まで続いている。一番手前が第1窟で、2、3と続いていく。
一番綺麗なのは第1窟、つまり一番手前。最初からクライマックスだぜ。この中にはアジャンター内では新参(1500年前)の壁画が今なお鮮やかに残っている。とはいえ石窟の中は明かりがほとんどないので、たまにいる現地雇われガイドの照らすライトに頼るしかない。観光客もライトを点けるもそれはダメらしく片っ端から怒られていた。

第1窟の仏像
第2窟の仏教壁画。釈迦の誕生場面らしい。飛鳥寺にも似たようなものがあるあたり、やはり原点なのだろう。
川沿いに石窟が並ぶ


第17窟内の壁画
第26窟
第26窟内のストゥーパ(仏塔)と初期の仏像

1530にアウランガーバード行きバスが発車。バス来るまでの待機時間では日本人と見るや物売りが次々とやってくるが、こちらも歴戦のプロ、千切っては投げ千切っては投げぶったぎっていく。
他の日本人組もこんなところまで来る人なので猛者ばかり。戦国無双状態だった。

ローカルバス。お察し

寝てたらいつの間にかアウランガーバード到着。時刻は19時である。
こんな悪路でも寝れるまでに成長したなんて我が身が誇らしい。もはや揺りかご気分、、、これはむしろ退化か?夕食はみんなでバスターミナル近くのレストランでシェア飯。350ルピーほどでインド料理をたらふく満喫。予想よりは美味しかった。

今旅行初のマトモな飯

飯に満足して解散、一人だけド僻地にあるのでリキシャ召還して帰還する。さーてシャワー浴びて寝るぞー、とレバーを回すも案の定温水が出ない。中部とはいえ1月のインドのやぞここ。フロントに聞くと朝なら出るよとのこと。
いつシャワー欲しいの?今でしょ怒 

#インド #アジャンター #バックパッカー #旅行記 #海外旅行 #アウランガーバード #写真

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