身体メンテナンス的ストレス緩和法
身体メンテナンス的ストレス緩和を考える上で重要になるのが、ストレスによる身体状態を把握することです。
まず、
・ストレスによって興奮(イライラやムカムカ)しているのか?
・ストレスが続いて無気力になっているのか?
これによって、対応が変わります。
興奮系のストレスへの対処
ストレスによって興奮しているのであれば、興奮を抑える必要があります。
興奮しているのであれば、落ち着かせようとしてしまいますが、これは逆効果です。
落ち着かせようと思えば思うほど、興奮が強くなってしまいます。
興奮を鎮めるのであれば、運動して体を動かすことです。
ストレス反応は動物由来の外敵に対応するために筋肉を緊張させる反応なので、筋肉を適度に使うことで、その欲求が満たされます。
激しい運動でなくてもいいので、とりあえず動いてみると、その興奮状態が静まると共にストレス反応も落ち着いてきます。
これは、運動を行うことでセロトニンという精神を安定させるホルモンが分泌されるためです。
特に、規則正しいリズミカルな運動が良いと言われています。
また、セロトニンが睡眠を促すメラトニンの原料にもなります。
睡眠によって身体機能が改善されてくると、ストレスに対しても柔軟に対応できるようになり、うまくストレスと付き合えるようになります。
無気力系ストレスへの身体メンテナンス
次に、ストレスに苛まれ続けて無気力気味になっている場合、体を動かしてストレス発散という気分になれません。
これは、長期間ストレスに苛まれることで、ドーパミンやノルアドレナリン、セロトニンなどのホルモンが分泌されなくなってしまうからです。
そこでおすすめしたいのが、内臓の働きを高める方法です。
それが「腸活性法」です。
もっともらしい名前ですが、方法はとても簡単です。
① 仰向けに寝る
② 両手を下腹部に当てる
③ 当て続けている
ただ、それだけでおなかが暖かくなり、内臓の働きが活発になり、副交感神経が働くようになります。
そうすると、眠りが浅かった人も寝つきが良くなり、夜ぐっすりと眠れるようになります。
このことで、体が元気になり、ストレスに対しても柔軟に対応できるようになります。
ただ、一つだけ、注意点があります。
おなかに手を当てる時に、
・押してはいけない
という点です。
おなかを強く押さえると、内臓の働きが悪くなり逆効果になってしまうからです。
内臓に物理的な力が加わると、内臓が攻撃されると警戒し、交感神経が強く働いてしまいます。
なので、おなかは押さえずに「おなかに軽く手を当てる」だけで大丈夫です。
これが、腸活性法の効果を出す秘訣です。
また、便秘気味な人でも、続けていると、しだいにお通じが良くなります。
あと、肩こりや腰痛で悩んでいる人も、これを続けると軽減されるので、おすすめです。
ぜひ、続けて見てください!
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