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エルロン

 緊急事態宣言が解除され、都内がステップ2に入った6月2日、所用で銀座に行きました。

 用事を済まし15時頃、銀座から新橋方向へ歩いていくと通りすがりに、‘’行きつけのバー‘’に灯りがついてました。恐る恐る階段を上がっていくと、そこに3か月ぶりのオーナーの笑顔がありました。

 6月からまずは15時~22時まで営業再開、窓は換気のため全開、密に注意して席数は半分、ということ、まずはめでたしです。バーデンダーお二人の雇用も維持されており、さすがのオーナーです。

 バーの名前は「エルロン」、フランス語で航空機のローリングを制御する補助翼を意味するらしく、お客様の「快」を補助をするお店、そしてお客様の飲み具合をコントロールするお店ということでしようか。

 3か月ぶりのカウンターでのバー飲み、やっぱりいいもので至福の時間です。加えてバーデンダーの作るカクテルは秀逸で数々のコンクールを勝ち抜いただけの創意工夫と味わいを感じます。飲みながらオーナーとマスク越しに話していると、現在の銀座の困難な状況がよくわかります。

 たかがバーされどバー、こんな文化を感じるお店、コロナに負けず生き残って欲しいと心から願います。当面、席数半分、時間制約のある中での経営、大変だと思いますがオーナーの知恵で乗りきってくれると信じています。

 しばらくは夜飲みではなく‘’昼飲み‘’ 私にできる支援は「通うこと」かな? 

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