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秋の味覚 サツマイモ収穫!@TFTファーム

TABLE FOR TWOは、飢餓と飽食という世界規模で起こっている相反する食の不均衡を同時に解決することをミッションに掲げ、2007年に日本で立ち上がったNPO法人です。以来、多くの法人・個人の皆さまにお力添えをいただき、今年の10月に設立15周年を迎えます。15周年を記念して、TABLE FOR TWOとして初となるnoteの公式アカウントを開設しました。2022年9月~12月の間、設立後15年を振り返り、TABLE FOR TWOが歩んできた道のり、現在、そして今後について発信してまいります。

TFTでは、15周年の節目に自産自消できるTFTファームを立ち上げました。小さな菜園で野菜を育て、「食べること」に向き合っています。
※TFTファームについては以下の記事でご紹介しています。

5月の立ち上げ時よりサツマイモを植え、収穫を楽しみに育ててきました。およそ5か月後、おにぎりアクション中に収穫時期を迎えたサツマイモ。今回は、楽しく収穫を行った模様をお届けします!

サツマイモの栽培

サツマイモは痩せた大地でも育つ強い植物です。この5か月、育てているといってもほとんど手もかからず、何もしなくても青々と茂る力強さに感心しっぱなしでした。
初夏から盛夏にかけてぐんと大きく育ったのち、秋に向かうにつれ少しずつ葉のボリュームが落ち、黄色い葉も増えていきます。

左から、6月、7月、8月、9月のサツマイモの様子

途中必要な作業としては、伸びたつるが通路などに根を張ってしまわないようつるを持ち上げてひっくり返す「つる返し」です。伸びたつるが根を張ると、そこに芋ができて栄養が分散されてしまうため、サツマイモを太らせるために必要な作業です。

いよいよサツマイモ掘りスタート!

掘り起こすまでどんなイモに育っているか分からないため、上手く育っているだろうか…とドキドキしながら作業開始。参加した2人の芋掘りガール、気合十分です!

「掘るぞー!」の掛け声とともに作業開始!

掘り始めるとすぐに出てきたのは、2人の顔よりも大きいのではと思われるほど大きなサツマイモ。見たことのないような大きさに、周りの大人も驚きました。

大きなイモが採れました!

その後もどんどん掘り進めます。
「もうないかな?」「まだあった!」を何度か繰り返し、最終的に、3m弱の畝一列から大小31個のサツマイモが採れました。

たくさん採れました!

大収穫に、他の区画の方からも「たくさん採れたね!」と声がかかります。

作物を通して畑で生まれる会話

サツマイモは水にぬれると傷んでしまうことがあるため、洗わず土がついたまま持ち帰る方が良いそうです。軽く土を落として持ち帰ります。(テキパキと公平に分けていく二人の手際の良さに、感動…!)
自宅では新聞紙に包んで1~2か月ほど保管し、熟成させるとおいしいサツマイモになります。でんぷんを糖化させ甘くするために必要な工程なのだそうです。

芋掘りの後はおにぎりアクション!

たくさん働いてお腹がすいたら、おにぎりタイム。せっかくなので、サランラップ🄬とサランラップ🄬に書けるペンを使ってデコレーションします。

かわいいおにぎりがたくさん出来上がりました!

いただきますの前には「おにぎりアクション!」(※)

畑仕事のあとのおにぎりはやっぱりおいしいですね。皆笑顔でいただきました。
(※)TFTでは、11月6日まで世界食料デーを記念したキャンペーン「おにぎりアクション」を開催中です。詳しくは以下をご覧ください。

作業を終えて

参加してくれた2人が「楽しかった!」と言ってくれたのが、私にとっては
特大のサツマイモ以上にうれしいお土産になりました。畑が体験を共有する場になったことも、この半年畑を手入れしてきた身として、そして食に携わるNPO職員としてとてもうれしいことでした。

また、掘ってみて、予想以上に大きく立派なサツマイモが出てきたことにも感銘を受けました。サツマイモは痩せた大地で良く育つということで、歴史上何度も人々を飢えから救ったことのある作物だということが思い出されます。知識として知っていたことが畑を通して実感に変わり、また一つ学びを得たと感じています。

2人のがんばりでたくさん採れたサツマイモが、おいしいサツマイモごはんになり、サツマイモおにぎりになり、とびきりの笑顔を見られる日が待ち遠しいです!

(TFTファーム担当:山本)


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