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こうでなきゃいけない?

ヨガ指導者にとって
ヨガの本質を理解することと
ヨガの本質を強要することは
全く違います。

そもそも強要する本質とは
本質ではありません。

生徒さんに対して
熱心にヨガを伝えることは
もちろん良い事ですが
熱が入り過ぎて
「ヨガはこうでなきゃいけない」というスタンスに立ってしまうと
どんどんヨガの本質から遠ざかってしまいます。

「こうでなきゃいけない」という感情は
自我意識
つまり
エゴがもたらした感情です。

ヨガの世界では
このエゴは煩悩とされています。

なので
ヨガでは
煩悩であるエゴを
失くすことを目指しているのです。

それなのに
「ヨガはこうでなきゃいけない」というエゴが強い状態は
ヨガのゴールに背を向けて
逆走しているようなものです。

本当にヨガの本質を理解し
それを伝えようとするならば
形やスタイルにはこだわらなくなります。

いい意味で
「ヨガのやり方なんて何でもいいでしょ」
と思えるはずです。

僕はお師匠さんから
型を極めるのではなく
生徒さんの自尊心を高めてあげてください

と優しい口調で
ある意味厳しく
教えて頂きました。

ヨガを料理に例えるなら
本来決められたレシピなんて存在しません。
だから配分を間違えたり
作り方に迷ったりするけれど
その間違いや迷いも
「旨味」として蓄積されていき
その過程を経て
世界でたった一つの
自分好みの料理が出来上がっていくのだと思います。

「ヨガはこうでなきゃいけない」
という想いがなくなったとき
本当のヨガを伝える指導者になるのだと思います。

おわり


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