見出し画像

なぜ「背負ったままのリュックサックは他のお客様のご迷惑になる」のか

「背負ったままのリュックサックは他のお客様のご迷惑になりますので、前方に抱えてご乗車ください」

電車の社内放送で時々聞く言葉だ。確かに感覚的には背負ってる時の方が邪魔になる気がする。

が、ちょっと考えてみるとちょっと不思議に思えてくる。だって、前に抱えていようが、後ろに背負っていようが、リュックの体積は変わらないのだ。

図式化して考えてみると、益々不思議に思えてくる。


…変わらなくね?
(なお、顔や体の正確なバランスは考慮しないものとする。)

いや、しかし確かに感覚としては背負っている方が邪魔くさい。

ということで、もう少ししっかり「抱えるより背負っている方が邪魔な理由」を考えてみた。

背負うと余分な幅が増える

まず、人間は棒人間のように前後対象ではない。

電車に乗ってる時はスマホや本を見ている人がほとんどで、顔や手が前側に出ている状態になっている。

つまり、リュックサックの有無に関わらず前側の空間を利用している場合が多い。

こうなると背負っている時は、「リュックサックがあることで生じる幅」が増えることになる。

スペースを有効活用できない

電車内で立つ時は、それなりの確率で座席前に立つことになる。

そして、座席とその前に立つ人の間には、スペースが存在する。

リュックサックを背負っていると、このスペースは完全に空白のスペースになる。

一方抱えていると、良い感じにリュックサックがおさまり、スペースを有功活用できる。空いた後ろ側のスペースに人が立つこともできる。

このため抱えている方が「他のお客様が有効活用できるスペース」が増えそる。

背負うとぶつかりやすい

座席前以外に立っている時はどうだろう。
あんまり変わらないのではないだろうか。

いや、でも、なんだか後ろに背負っている方が邪魔な気がする。なんというか、よくぶつかる気がする。

これはちょっとしたことだけど、前に抱えていると、人に当たりそうになった時に避ける人が多い。

一方で、後ろに背負っているとそもそも当たりそうかどうか見えない。無意識に人にぶつかってしまったりする。(まあ抱えてても混んでたら当たらざるをえないのだけど……)

つまり、気づかないうちに誰かに不快感を与えやすくなるのだ。

まとめ

なるほど確かに、抱えるよりは背負っている方が不都合がありそうだ。
少なくとも抱えているリュックサックと比べると、「背負ったままのリュックサックは他のお客様のご迷惑」になっているかもしれない。

まぁ、「抱えている方がまし」と言う方が正しいような気もするけど。

抱えずに荷物棚に載せるという手もある。
多分これが一番邪魔にはなりづらい。乗車スペースを占有するものの体積が減る訳だし。

でも、荷物棚にもの置くとどんなに大きくても忘れる可能性がある。それに降りる時バタつくとか、重いとそもそも置くのが結構大変とか……。

ということで抱えるのが一番(自分にとっては)良さそうだ。

これからも抱えて乗るように気をつけます。

最後まで読んでくださりありがとうございます! サポートいただいたお金は、次の旅の彩りに使わせていただきます...♡