ほぼ初キャンプ。in 北山キャンプ場【当日 - 読書編】
前回、
からの続きです。
キャンプでやりたいことは大きく3つ。
「BBQ」
「読書」
「ウイスキー」
今回は「読書編」です!
本を読みだしたのは今から約1年前。今までほとんど本を読まなかった私が、ここ1年で約130冊の本を読みました。
突如「本好き」になってしまった私がキャンプでしたかったことは、自然の静かな中で読書をすること。
普段、読書をするのは家、カフェ、そしてお風呂が多いのですが、外で読む機会はほとんどありません。
本を読んでこなかった私にとって、緑に囲まれた自然の中で読書をするということは憧れに近いものがありました。
公園に文庫本を持って行って読んだこともあるのですが、やはり人が多かったり楽しく遊んでいたりすると周りが気になり集中力が続きませんでした。
なので、今回のキャンプは自然の中でゆったりと読書をするという憧れを実現させる絶好の機会になったわけです!
そこで出てきた問題が「どの本を読むのか?」ということ。
重大な問題です。
ウイスキーと同じ悩み。今回のキャンプで最も悩んだのは、この「本」と「ウイスキー」の選別。
読みたい本はたくさんあります。読書管理アプリ「読書メーター」に積読本を登録しているのですが、その数なんと「約100冊」。家にまだ読まれていない、積んでいるだけの本が100冊もあるのです。
その中から一体何を持っていくのか?
真っ先に思いついたのは「星野道夫さん」の本。
たまたま本屋で見つけて表紙買いをした「旅をする木」。この本をきっかけに星野さんに惹かれ発売されている本を片っ端から集めました。
その中から1冊は持っていくと決め、選んだのが「イニュニック 生命 - アラスカの原野を旅する」。
星野さんの本は、単純に惹かれて好きだからという理由もあるのですが、星野さんの本はアラスカの自然を撮影する情景を書いたものが多く、少し肌寒い自然の中で、つまりは星野さんと同じ様な環境(アラスカに比べるととても暖かいですが)で読んでみたいという気持ちがありました。
実際にキャンプ場で読んでみると、木々の揺れる音や、風が体を通り抜けていくような感覚、部屋の中で読んでいてもアラスカを感じる文章なのですが、自然の中で読むとそれがより感じられます。
少しだけですが星野さんに近づけた様な気がしました。
もう1冊。星野さんの本以外にも持っていきました。それは「太宰治」の「晩年」。
もう歴史上の人物として知られている「太宰治」。本を読みだしてからまだ1度も触れたことが無かったのですが、実家に帰る途中、大分県の湯布院にある「ゆふいん文学の森」に行き遂に触れる機会が訪れました。
「ゆふいん文学の森」の建物は、なんと東京で「太宰治」が暮らしていた「碧雲荘」を移築したものなのだそうです。驚きです。ここでは太宰治が暮らした部屋も見学でき、1階には読書を楽しめる喫茶店もあります。「太宰治」の本も置いてあり(販売もある)初めて太宰治の本に触れました。
そして、その時買ったのが「晩年」です。
「晩年」は少し暗くなった夜に読んでみました。外の冷たい空気を感じながら、ランタンに照らされたタープの中で、本だけに集中して読みました。太宰治の本を読むと、外の気温とは関係なく、少し体が冷えるような感覚があります。ずしっと体が重くなるような。
本を読む環境も含めて読書なのだと感じました。どこで読むか、いつ読むか。
キャンプでの読書。ハマりそうです。
次回は「ほぼ初キャンプ。in 北山キャンプ場【当日 - BBQ編】」です。
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