日本海側を南下! 秋田・久保田城へ寄る【鈍行みちのく旅5日目-1】
前日4日目は、弘前城とリゾートしらかみとを満喫しました。
5日目となり、そろそろ京都へ帰ることを意識しないといけないため、この日は弘前から日本海側を一気に南下します。
4日目の様子はコチラ…
7:53 弘前発 奥羽本線を南下
この日の目標は新潟まで。
だいたいが、秋田・酒田(山形)・新発田(新潟)と3回乗り換えをすれば、新潟まで着きます。
そういう意味では、東北本線より乗換回数が少ないので、「楽」な面もあります。
しかし、この7:53発の列車を逃すと、秋田行の普通列車は昼近くにならないと来ないので、頑張って起きないといけないのです。
また、乗換時間が長くなりがちなのが、このルートでの注意点。
無事、目当ての列車に乗車。途中で観光を織り交ぜつつ、南下していきます。
弘前~秋田 奥羽本線を行く
五能線は景色がいいのですが、速度があるのは、やはり奥羽本線。
前日の夜間に東能代から弘前まで乗った区間を逆に向かいます。
奥羽本線は東能代までの区間は山の中を抜けていきます。
弘前を出ると、田んぼやリンゴ畑が見える中を南へと向かって行きます。
大館駅(おおだて・秋田)
秋田犬の里として知られている場所で、駅のホームに秋田犬のパネルがあります。
ここから花輪線というローカル線が走っていて、時間はかかりますが、盛岡(岩手)方面へ抜けることも可能です。
今回は、日本海側を抜けていくので、このまま南下します。
前日に乗換した、東能代駅。弘前からここまでで1時間半ほど。
五能線の能代駅まで向かう列車の前に、地元の学生の姿が見えます。
この当時はまだ、東能代~能代間のピストン輸送をする列車が昼間も走っていたのです。
東能代からしばらく行くと、辺り一面が水田に。
干拓された八郎潟の東側を列車は走っていきます。
東能代をあたりから乗客が増え、秋田駅に着くころには、列車は満員になっていました。
10:30 秋田着
弘前から2時間半、東能代から1時間ほどかけて秋田駅に到着です。
ホームに秋田新幹線の姿が見えていましたが、この時、秋田県内の豪雨の影響で運休していました。新幹線は途中の大曲まで運行になっていて、この日は、秋田~大曲間については臨時列車を走らせていました。
次の酒田(山形)行きの列車が1時間半後。
それまで市内観光です。
秋田・久保田城へ
秋田駅から徒歩5分ほど。
千秋公園の前。この右側が秋田の久保田城の跡があった所です。
正面に広がるのが、久保田城の堀の跡。
一面にハスが茂っており、右側の城の土塁には草木が茂っています。
日ざしはあるものの、時折吹く強い風が涼やかでした。
この久保田城が建てられたのは、江戸時代に入ってから。
関ヶ原の戦いで西軍について、秋田・土崎へ転封となった常陸(現・茨城県)の佐竹氏が、神明山に城を建てたのが久保田城になります。
土崎というのは、現在の秋田市内中心部から少し北にある古代からある港町のこと。雄物川の河口にあり、水運の結節点として重要な場所でした。
今でも、土崎には貨物港や、敦賀・新潟と北海道とを結ぶ新日本海フェリーのターミナルがあるくらいです。
しかし、佐竹氏は元々54万石の大大名で、家臣を多数抱えていました。
20万石への大減封となった佐竹氏にとって、土崎にあった城では家臣団を住まわすには手狭でした。
そのため、久保田城を建てて、周辺の城下町を整備しました。その城下町が現在の秋田になります。
千秋公園を入っていくと、久保田城の城門や隅櫓が建っています。
明治になって城の建物はほとんど焼けてしまったために、今建てられているのは、平成になって再建されたものです。
この久保田城内は木立が生い茂っていたのもあり、夏の日差しの中でものんびり散策するにはいい場所でした。
秋田・大館の駅弁 鶏めし
散策もそこそこに、少し早い昼ごはんに。
店で落ち着いて食べるには時間が危なかったのもあり、秋田駅で買って花善の「鶏めし」をいただくことに。
花善の鶏めしは、大館駅の有名な駅弁で、ほんのりとした甘さがある鶏めしは素朴な作りながら満足感があります。
秋田で駅弁を食べる機会があれば、是非オススメしたいものです。
腹ごしらえも済ませ、昼からは、更に南へと向かいます。
【続く】
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