見出し画像

三嶋大社と水の町 三島(静岡)【東海道本線 途中下車の旅#4】

小田原~熱海の間の、源頼朝と縁の深い場所について、先ほどの記事で書きました。景色のよい区間なので、オススメの場所になります。


熱海駅を過ぎると、すぐに丹那トンネルをくぐり、ほんの10分程度で三島に到着です。

三島と言えば、箱根越えの西側の拠点となる宿場町でした。
現在なら東の拠点だった小田原から普通列車に乗っても40分程度です。
1934年に丹那トンネルができたおかげで、箱根の山を越える時間が一気に縮まったのです。

もっとも…この丹那トンネルは結構な難工事だったとは言われていますが。


三島駅から三嶋大社の方へと歩いて行くと、下り坂になって、このような湧き水が流れているのを見かけます。

富士山からの地下水が三島で湧き出ています。それもあり、とても水が綺麗で、ほとりを歩いていても心地よい感じがします。
水はとても柔らかいので、飲み水もとてもおいしいのです。


三島と言えば、やはり伊豆国の一宮「三嶋大社」

三嶋大社の前を通っているのが、国道1号線。ここがかつての「東海道」です。この写真の右手側が箱根の山に通じる道になります。

無事、箱根の山を越えた旅人達が、三島で休み、旅の無事をお祝いしたと言われています。

この通り沿いが、宿場町として栄えた場所になります。


三嶋大社の起こりはよく分かっていませんが、遅くとも奈良時代にはあったとされています。平治の乱で敗れ、伊豆に流刑となった源頼朝が、ここで源氏の再興を祈願した神社として知られています。

この後、鎌倉を拠点に頼朝が武家政権を建てたことから、三嶋大社は武士からの崇敬が特に篤かったと言われています。


三嶋大社にお参りした際には「福太郎」も。
境内の中に福太郎本舗のお店があり、店内でいただくこともできます。

ヨモギ餅に餡子の取り合わせがやさしい甘さで、また美味しい水でいれたお茶もまたいいものです。

三島の町を巡ると割と歩くので、軽く一服するにはいいかと思います。


東京を朝遅めに出たのであれば、三島で食事を取るのもいいかと思います。
少なくとも飲食店に困ることはありません。

駅前にも、静岡県東部を中心としたチェーン店ではありますが、
魚を食べたかったら「沼津魚がし寿司」・餃子で知られる「一番亭」あたりは、美味しいと思います。

また、町中を歩いていると、うなぎのお店もいくつか見かけます。
水がきれいな三島だけあって、昔からうなぎは有名でしたから。


一度は是非、三島で途中下車して、散策してみるのをオススメします。
きっと、また来たくなりますから。


次回は、沼津までの別ルート・旧東海道本線の話をします。


【電子書籍 書いています】

【イベント参加予定】
◎【確定】 10/1-11/13 「おもバザハンズ町田」出品
 @東急ハンズ町田店(東京)

※「京都観光のいろは」「冬の北陸逃避行」を頒布予定!

11/27(日) コミティア142
 @東京ビッグサイト
1/15(日) こみっくトレジャー41
 @インテックス大阪
1/22(日) 関西コミティア66
 @パルスプラザ京都

※新刊頒布予定です
※入場の際にパンフレット(1000円程度)の購入要
※11月以降のイベントは抽選の可能性があります。確定したらお知らせします。

【ツイッターやっています】
旅行関係・歴史関係のことをつぶやいています。
よかったらこちらのフォローもどうぞ。
@kazutraveler

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?