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JRで意外に巡れる京都 【東海道本線 途中下車の旅#21】

前回は、大津~京都間の沿線の変遷について書きました。
現在であれば10分の距離を、地形の関係上、大回りして伏見稲荷の方から京都駅に入っていました。

前回の話はコチラ…


京都で泊まるのであれば、基本的には、河原町通沿いか、京都駅周辺をオススメしています。

河原町通り沿いなら京阪電車に乗って、観光地の多い東側を巡ることができるからです。JR京都駅からであれば、各方面に色々な交通手段で出やすいからです。

京都駅からは東海道本線以外に、嵐山方面へ抜ける山陰本線と、宇治方面へ向かう奈良線も乗り入れています。その沿線にも観光地が意外にあります。

その観光地をピックアップしていきたいと思います。

山陰本線(嵯峨野山陰線)沿い

京都駅の北側・中央改札を入って、右へと真っ直ぐ進んでいったところにある31~33番線から、市内北西部を通る山陰本線が出ています。31番線は特急専用で、普通列車に乗るのであれば、32・33番ホームの列車になります。

他のホームと比べて場所が離れているので、余裕を持って行くといいでしょう。

1:嵐山 (嵯峨嵐山駅)

京都市内でも人気の観光地・嵐山

渡月橋(写真)、龍安寺、竹林の小径などは特に有名です。
渡月橋の辺りまで、嵯峨嵐山駅から10分程度の距離です。

山陰本線の車内は、はっきり言って混雑します。
それでも、京都駅から快速で10分程度、普通列車でも20分足らずと考えると、非常に行きやすい場所になります。


2:二条城 (二条駅)

二条駅からだと、入口となる大手門まで15分程度歩くことにはなりますが、城の大きさを実感するには、二条駅から歩くといいかも知れません。

二ノ丸御殿を見るだけなら、1時間程度を見ておくといいと思います。

通常は、地下鉄東西線の二条城前駅や、京都駅から出ている市バス9号系統で二条城前で降りるのをオススメします。


3:京都鉄道博物館 (梅小路京都西駅)

梅小路京都西駅からすぐの所にある、京都鉄道博物館

日本の鉄道史の展示もあるのですが…鉄道の運行の仕組みを体験・体感できる展示が揃っている博物館になっています。
鉄道が好きな方なら、いくらでも時間が潰せる場所です。

博物館の屋上は、京都駅を発着する列車がよく見えるデッキがあります。

梅小路京都西駅は、普通列車しか停まらないので、ご注意を。


奈良線沿い

新幹線寄りの8~10番線から出ている奈良線
京都市内南部や宇治方面へと向かいます。


4:東福寺(東福寺駅)

京都駅から1駅の東福寺

東福寺は鎌倉時代に建てられた臨済宗の寺ですが、紅葉で特に知られた場所です。京都市内だと私はここの紅葉が好きです。

ただ、この時期は本当に混むので、朝一番に来ることを強くオススメします。それでも来た甲斐があったと思える風景だと私は思っています。


5:伏見稲荷 (稲荷駅)

千本鳥居で知られた、京都で一番有名な観光地かと思います。
前回お話した通り、昔のルートだと、この稲荷駅を東海道本線が走っていたのです。

時間と体力のある方は、往復で2時間ほどかけて、稲荷山の頂上までどうぞ。途中景色がいい場所もありますし、山中まで行けばとても静かです。

ただ、稲荷駅は普通列車しか停まりませんのでご注意を。


6:宇治 (宇治駅)

平等院鳳凰堂で有名な宇治

この宇治橋の所まで少し歩く必要はありますが、JRでも来ることができる場所です。平等院自体もいいですし、付属の資料館もまた展示が充実していてオススメです。

紅葉の時期は、宇治川沿いの散策も非常にオススメです。
とても綺麗な場所ですから。


市内の東西をまたがる移動方法に乏しい京都市内の事情を考えると、京都駅を拠点に、JR沿線で巡るのも悪くない方法だと、私は最近考えるようになりました。

割と有名な所もありますので、京都で時間を取られる際には、参考にしていただけると幸いです。

次は…大阪です


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※2023年のイベントは抽選の可能性があります。確定したらお知らせします。

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