宇都宮発 東北本線を一気に下る!【鈍行みちのく旅2日目-1】
1日目、東京・上野から宇都宮に入って来た私。
京都⇒東京⇒宇都宮と、長距離移動の後ながら、遅めの晩ごはんと朝ごはんとで、宇都宮の餃子を満喫。
ここからが、本格的な鈍行の旅の始まりです。
9時 宇都宮(栃木)発
宇都宮発 黒磯行きの列車から今日の旅の始まりです。
夏休みに入った頃の旅だったのもあるのか、車内には結構人がいました。
この日は、あいにくのくもり空。
緑の田んぼと山々を眺めつつ、北上します。
10時 黒磯(栃木)着
宇都宮から1時間ほどして、福島県境に近い黒磯駅(栃木)に到着です。
普通列車の旅だと、黒磯駅ではどうしても乗り換えざるを得ないのです。
というのも、歴史的にこの駅を境に電車の電源が、関東側は直流で、東北側が交流になっているため、どうしても乗換が発生する場所だったのでした。
駅構内には、かつて使われていた、関東方面の行き先表示版の看板もあります。
郡山行の列車の乗換待ちは30分ほど。
宇都宮方面からであれば、黒磯までは割と本数が多く、スムーズに来られます。しかし、黒磯から先はどうしても本数が少なくなる区間で、乗換が悪いとここ黒磯で1時間近く待つことになる場合もあり得ます。
ここからが鈍行列車の旅が本番になります。
駅内の探索もほどほどに、電車内で出発を待つことに。
10時半 黒磯(栃木)発
10時半頃 黒磯を出発した列車は、ほどなく県境を越え福島県に。
しばらく山間の区間を走ります。
山が窓の間近に迫り、深みのある緑の一色の風景が続きます。
当時はまだ黒磯~郡山の直通列車があったのでまだ楽でした。
道中、1時間ほどあるので、車内でうたた寝できるほどの時間はあります。
しかし、今は途中の新白河で乗換が必須になるだけに、車中で眠ることも難しい区間になってしまいました。
11時半 郡山(福島)着
11時半頃 郡山駅に到着。
郡山駅に着くと、辺りは大雨に。
そのおかげもあったからか、外はかなり涼しかったように思います。
ほどなくして、「福島」行きの列車が到着。
幸いにして、大雨でも旅程には一切影響はなく、早々に乗り込みます。
12時半 福島停車
雨は降りつつも、普通列車の旅は至って順調。
宇都宮駅から3時間半ほどして、福島駅に到着です。
福島で一旦終点のはずなのですが、この列車に留まる人が多数。
というのも、そのまま仙台行の快速として運行する列車だったのです。
宇都宮を9時頃に出れば、ここ福島でちょうど昼時。
普通であれば、この辺りで昼食を取ると丁度いい頃合いです。
ただ、この辺りの区間が1時間に1本程度の運行で、さらに北に向かおうとした時に、どうしても接続が悪いのです。
それに、朝から餃子をしっかり食べていたため、お腹はまださほど減っていなかったのです。
それもあり、このまま北に向かうことに。
福島を過ぎると、雨脚がだんだんと弱くなってきました。
ここまでずっと両側が割となだらかな丘陵だったのが、北側に高い山が見えてきます。
蔵王の山々が見えてくると、あと少しで仙台になります。
14時 仙台(宮城)着
14時頃、無事に仙台駅に到着です。
この先、更に北上するのですが、待ち時間が一番長いのがこの仙台駅。
ここで軽く食事を取ることにしたのです。
当時は、福島県内は、実質1回乗り換えで仙台まで来ることができました。
そのため、車内でのんびりする時間があったように思います。
しかし、残念ながら、現在のダイヤだと福島県内で何度も乗り換えが必要になります。
普通列車が整理される傾向は当時でも見られはしましたが、現状に比べれば、まだ普通列車の旅がやりやすかったのだと思うのです。
仙台から更に東北本線を北へと進みます。
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