東北本線を更に北へ!いわて・銀河鉄道の夜 【鈍行みちのく旅2日目-2】
朝9時に宇都宮を出て、14時頃に仙台に到着しました。
ここまででも、普通列車の旅で十分満喫できる距離でした。
今にして思えば、仙台で1泊しても十分な旅程でした。
ただ、この日は八戸(青森)まで行こうと思っていました。それもあって、一刻も早く北に向かいたいと思い、更に普通列車へと乗り継ぎます。
となると、仙台駅での待ち時間は40分ほど。
昼ごはんにするにしても、お店でゆっくり…というほどの時間はありません。
そこで…
駅で牛タン弁当を買って、駅のベンチでいただくことに。
また仙台にはやってくるだろうと思い、北へと向かう列車に乗りこみます。
14時半過ぎ 仙台から旅再開
食事もそこそこに駅のホームへ。
次の目的地・小牛田(こごた・宮城)行きの列車の姿があります。
ここからも乗継につぐ乗継の旅となります。
この小牛田までの途中、東北本線は松島の付近も通ります。
もっとも、この時見たもっともらしい風景はわずかな時間のみ。
観光は、次の仙台訪問の際にお預けです。
15時半 小牛田(宮城)
仙台から1時間ほどで小牛田駅に到着。
太平洋沿いの石巻に向かう石巻線、鳴子温泉や新庄に向かう陸羽東線との乗換駅です…が。
かなりの人数が更に北の一ノ関方面に向かう模様。
駅構内も車内も結構な混雑でした。
16時半 一ノ関(岩手)
仙台から2時間ほどでやっと岩手県・一ノ関
関西では見ないデザインの列車をいくつか見てきて、遠くに来た実感が湧いてきた頃です。
一ノ関からあとちょっと行けば、中尊寺金色堂のある平泉です。
一ノ関あたりからは、北上川沿いを遡上しています。
左手には奥羽山脈、右手には北上山地を眺めつつ北へ北へと向かっていきます。
18時 盛岡(岩手)着
仙台から3時間半、宇都宮から9時間かけて盛岡に到着です。
ここで現在の東北本線は終着になります。
盛岡から先、青森までは、かつては東北本線だった区間です。
しかし、東北新幹線の盛岡~新青森の開通に伴い、第三セクターに移管された区間です。
18きっぷの旅だと、盛岡から北がJRでないために、色々対策が必要になるのですが、今回持っている「北海道&東日本パス」であれば、ここから更に北へと突っ切って行けるわけです。
流石の長距離移動に疲れたのもあり、1時間ほど盛岡で休憩を取ることにしました。
19時 盛岡(岩手)発 銀河鉄道の夜
夜のとばりが降り始めた盛岡駅。
この日の天気は、曇りがちだったのですが、夕暮れ時には程よく日が差しています。
薄く赤く染まった線路がとても美しかったのです。
盛岡から北の岩手県内は、「IGRいわて銀河鉄道」という第三セクターが運営しています。
そのため、JRの盛岡駅の改札から少し離れた所にIGRの改札口があります。
ヘッドライトを点けて入線してきた列車。
この列車にゆられて、2時間かけて八戸まで向かいます。
流石に周囲は真っ暗。
静かな闇夜の中をただひたすら北に向かいます。
21時 八戸(青森)到着
21時少し前。
やっと八戸(青森)に到着です。
この日は八戸駅周辺で宿を取っていました。
駅周辺でご飯を食べようと思ったのですが…コンビニと居酒屋が数えるほどしかなかったのを見た時は、唖然としました。
この当時は知らなかったのですが、八戸の中心街は、八戸線沿いの本八戸駅のあたりにあります。
八戸に訪れる方は、くれぐれもご注意を。
宇都宮から12時間かけて来た(旧)東北本線の旅。
やっとゴールの青森が見えてきました。
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