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フリースタイルダンジョンが終了 思ったこと

どうもtabipoyoです。前回はNETFLIXのドラマ"Into the night"について書きました。

旅のことを書こうと思ってnoteのアカウントを作ったわけですが、既にぶれぶれです。ぶれぶれですが、自分の好きなものや興味のあるものを文章にすることで頭の中が整理できて良いなと思いました。


今回はテレビ朝日で毎週深夜放送していた「フリースタイルダンジョン」について書きたいと思います。同番組は昨夜ついに約5年間の放送に終止符を打ちましたが、HIPHOPカルチャーに確実に大きな足跡を残しました。


オーガナイザーのZEEBRA曰く終了の理由は、

終わる理由はもう皆さんお察しの通りでございますよ。これね、すごい難しいところで、はっきり言うとね。もともと例えば漢がそういうリリック(歌詞)を歌っていて、そういうスレスレな感じっていうのもエンターテインメントだとなっていたわけです。でもそれが、こうなってしまうとエンターテインメントではなくなってしまう。そういう意味でそれをエンターテインメントとして売った俺の責任もある、と本当に俺は思っています。本当に申し訳ない」【J-castニュース】

まぁ出演者から逮捕される人(UZI,漢 a.k.a Gami)が続出して継続が難しいところにコロナ禍となり、収録もままならない状況になり打ち切りになったのでしょう。

これもZEEBRAの言葉ですが、

「(番組を)始めてすぐにものすごく大反響で。テレビ界の中でも当時クレイジージャーニー(TBS系)とフリースタイルダンジョンの2つがちょっと異質で、すごいと言ってくれてた。おかげさまでヒップホップにはいろいろ貢献できたんじゃないかと思ってはいたんですけども」

これって心からそう思うんですよね。当時からこの2つは地上波では考えられない骨太な番組だなと思って観ていました。クレイジージャーニーに関しては今はテレ東の「ハイパーハードボイルドグルメリポート」が同じ様な枠を引き継いだと思います。

フリースタイルダンジョンは放送第一回から見ていたのですが、とにかく熱狂しました。チャレンジャーがモンスターに勝負を挑んでいくというコンセプトが面白い。ポケモンのチャンピオンロードみたいな感覚です。
(ちなみに番組が始まる前から「戦極」などのMCバトルはあり、一定の人気はありました。)

放送開始直後は知る人ぞ知る番組でしたが、回を重ねるごとにかなりの反響になっていったのを覚えています。しかしここ最近は露骨に退屈な番組になったと感じていました。恐らくネタ切れ感でしょうか。同じラッパーが2週、3週したあたりでちょっと飽きてきてしまったかなと。番組としての役目も終えたとも思います。
やはり番組の面白さは初代モンスター>2代目>3代目だったでしょう。

冒頭にも書きましたがこの番組の功績は非常に大きいと思っています。アラサーの私ですが中学校のときからHIPHOPは好きで、ついにHIPHOPがサブカルチャーからメインストリームに躍り出たなと隔世の感がありました。

この番組を機に何名かのラッパーがスターダムに上りました。
R指定、T-PABLOW、呂布カルマ、漢 a.k.a Gamiなど。特にR指定とT-PABLOWの活躍は凄まじく、テレビの影響力を感じました。R指定に関しては一般の方でも目にしたことがある方もいるんじゃないでしょうか。5年前はR指定でYoutube検索すると謎のビジュアル系バンドが真っ先に出てきましたが、今ではすっかり逆転しました。

また今までHIPHOPを聴いたことない層にもかなりリーチしたのではないでしょうか。私の友人もダンジョンからHIPHOPにはまったという人もいました。そういう点でHIPHOPはサブカルからメインストリームカルチャーになったと思います。

ニワカが増えたという批判が多いですが、何事においてもそんなもんでしょう。逆に衰退するほうが怖いと思うので、歓迎するべきかなと思います。

楽しい番組をありがとうございました!テレ朝とサイバーエージェントに感謝です。


ちなみに後続の番組は「フリースタイルティーチャー」という番組になるそうですが、これについてはあえて言及しません…。まぁSAWシリーズの続編って感じでしょうか。。

実はこのフリースタイルダンジョンに絡めたHIPHOPの話は真剣に書くと確実に1万字を超える自信があるためかなりさらっとしました。。
アンダーグラウンドとメインストリーム、ファッションとHIPHOP、R指定についてなど色々な観点があります。
ちょっと次回以降また関連した話をまとめたいと思っています。

それでは。


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