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モヤモヤを楽しむ

『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』  佐藤等著 2019年

この本を参考に、今後イベント運営を行っていくにあたり、指針を考えてみました。

1.「重要なのはカリスマ性ではない。
ミッションである。
したがってリーダーが初めに行うべきは、
自らの組織のミッションを考え抜き、
定義することである。」  『非営利組織の経営』p.2~3

私のミッションは、
一生働ける身体を維持し、困っている人を元気づける。
心の豊かさを目指し、人が自律的に成長できるように自由に対話する場を作る。
物事を実現するためのチームを、参加者それぞれの関心を読み取り円滑に運営する。
自然の仕組みの深さを学び、美しい地球に対する感動を人に伝えていく。
    (片山立さんのミッションミッケワークに参加した成果)

2. 「組織は一つの目的に集中して、
  初めて成果をあげる。」  『ポスト資本主義社会』p.71

組織は道具である・・・目的すなわち使命が明確であることが必要である。

 イベント運営にあたり、内容はその時々で異なるが、方向づけは参加者自身が新しい発見や創造をするものでありたい。
 「組織の成果は、一人ひとりの人間の生活、人生、環境、健康、期待、能力の変化という組織の外の世界に表れる」 『経営者に贈る5つの質問』p.55~56

3. 「事業の定義は、
  集中を強いるものでなければならない。
  卓越性を獲得すべき知識を特定し、
  リーダーシップを獲得すべき市場を
  特定しなければならない。」  『創造する経営者』p.261~262

 卓越性としてeumoマネーを使用すること、使用方法説明する機会となること。
 稲の多年草化栽培、協生農法のような大地再生農法に関係する内容。
 自分を大切にする気持ち、地球を大切にする気持ちが育つ機会であること。

4. 「組織は、
  優秀な人たちがいるから
  成果をあげるのではない。
  組織の水準や習慣や気風によって
  自己開発を動機づけるから、
  優秀な人たちをもつことになる。」  『経営者の条件』p.223

 参加者同士の対話の時間から、正解は無いことを体験してもらう場とする。
 参加者が自発的に試行錯誤を行う文化を創る。
 普段から自分で考え自己対話することを習慣化する

5. 「組織は道具である。
  他のあらゆる道具と同じように、
  組織もまた専門化することによって、
  自らの目的遂行能力を高める。しかも、組織は
  限定された知識をもつ専門家によって構成される。
  したがって、目的すなわち使命が
  明確であることが必要である。」  『ポスト資本主義社会』p.72

 組織という言葉で人の体の中の組織を思い浮かべた。
 ひとつの受精卵から発生の時に分化し、遺伝情報の一部のみが使われて組織として専門化している。
 筋肉や内臓や免疫や内分泌細胞に。
 同じようにひとりの人の心の中はさまざまな知識や感情が並列的にあるのが自然なのでは。
 心の豊かさに気づく機会に対話の時間が活かされたらいいと思う。
 悩みは悪いものでは無く自然のもの。
 モヤモヤを楽しむ。


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