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[Lively]

朝が来て 日の出を少し過ぎた頃
ふと起きて やけに体が心を急かす
5時の踏切が あたらしい街の産声さ
昨日降られた夕立が
足元で名残惜しげに

Misty town, when new lives are born
no longer you can stay here alone.

人生は美しいね
喜びを語るうた
幾千ともなくあったり
あなたの名前だったり
笑い合ったりしているうちに
どれほどを見てきたの
僕ら長生きしなくちゃね

あなたの 一言噛み締めながら
坂道を 太陽へと坂道を上る
朝霧の中 仄めく微かなぬくもりに
少しの希望を寄せながら
いつしか濡れそぼつ芝生の中
捧げたい詩を

忘れちゃいない昔なじみの
シロツメの花の傍ら
ただ一度だけの再会は
まるで幻だったような

人生は不思議だね
喜びを語る詩が
幾千ともなくあるのに
不意に一つも見えなかったり
染み渡るような世の中にいて
どれほどを仕舞い込んだの
一度たりとも棘を見せずに
生きるようなあなたにたった今
捧げたい詩を

人生は絶えずして
幸せとか不幸せとかが
淀んでは離れゆくから
眺めては語らいながら
過ちを犯すのさ
跳ね返りの泥の色は
明日を揺さぶる色

あなたの 一言に答えるように
坂道を 地球へと坂道を下る
この街にも あったね 確かなぬくもりが
僕らが会う日会わない日
あるいは出会ったあの日に
捧げたい詩を

P.S.   7時の踏切が
堰き止めては流す人生と
喜びを語る詩
僕ら長生きしなくちゃね

イメージ…Beautiful Day / U2 あの身近で神聖な言葉はどうしたら出てくるんだろう?

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