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日常的郷愁メドレー(歌詞まとめ)

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早いとこ曲をつけてあげたい
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#季節

[エピローグ]

エピローグに代えて 君は今でも泣いている 隣に座っている 二人のどちらが待っていたって 僕には違わないんだ エピローグに代えて 君を今でも覚えてる 生け垣を照らすのは隙間だけ 上手な手の繋ぎ方なんて 初めが駄目なら全部ダメ 中身が全部漏れていっても 同系統色パッケージ エピローグを込めて 車がバイパスを騒ぐとき 年を指折り数えるとき 間違いでも知っている 居場所を知っている 傘の手元に奪われたもの つき返されたらあっけない 赤い花を香れば 今でも確かに求めている 証

[意地悪な季節]

意地悪な梅雨どきなんて 知りたくなかったよ ほんの間違いで 摩天楼の陰コバンザメ 靴ん中ドロドロ 洗いざらい諸々 どんな道を通った日も 本音を打ち明けてよ 今日みたいな日のために 指切りしたのに 紫陽花が咲いたみたいだ 花びらが雫で濁ってる だから 意地悪な梅雨どきなんて 知りたくなかったよ 始まりのドキドキだって 湿り気に成り果てる 思い出を嫌うままに しまい込む欲深さが 明日の朝を雨をまた降らせる 「どうしょうもない人ね」って 赦してやるんだろ お利口じゃない僕

[5月のハニー]

すみずみまで敷き詰めたら 幾何学調のタングラム 1ピースだけ君と僕で 満たすのが夢だった まじり気のない パステルカラーのような卯月色 たられば許してね 今日も拾い集めてる 風に変わる 風に変われば 離れてゆくけど 思い出になる 思い出が香れば 泣いてしまうよ いついつだって ねぇハニー こっちを見て笑ってよハニー あっちゅーまに散った菜の花に よく似た重たく濡れた恋だったね ハニー どうしょうもない辛さに 寄り添うような雨上がりの曇り空 たぶん…でもない 抱きとめた

[秋の夜長]

星空の近さはきっと 秋の風が宥めすかした 天球の泣き跡 いちばん綺麗な思い出も 葉っぱを剥がしてしまうから 天球に映して そのまま消してしまうほどに 満天の夏を 琥珀に染めたら 秋風に流して 二人寝の近さをずっと 秋の夜長 絡めてほら 天蓋に隠して 他の誰にも見えないように 夏雲みたいに過ぎないように 季節はいつも 後ろ姿を追ってしまう それすらも肥沃な 星空の魔力だ 抱かれていても 気づけなかった夏の色 移り果てて行けど 風吹けば確かなことは 甘美な琥珀色 人知れ

[君の幸せ、願うだけ]

夏を大事にしまうには 秋が長すぎたかもしれないね 眠れるはずもないな シングルは一人のために 懐かしい歌を口ずさんで 僕は君を忘れない 結露が伝うように 表面が歪むように 視界が滲んだなら 終わりのしるし 子供に見ていてごめんね 色も女も移ろうならば コミュターレイルの最先端で 君は時代をつまびく 雪崩が崩れるように 水面が砕けるように 世界が弾けるほどの 終わりのかなしみ 春まだ来と言うには 冬は序章に過ぎないね きっと疲れてしまったのだ 君は薄氷のよう 師走を

[安らぎの冬]

傘を持たずに 歩いてた 僕は濡れても 平気だから たかが霜焼けと思ってた 濡れ雪が沁みる 痛みを半ば 諦めたような肩の上 凍えがふいに止んでいく 隣を見れば 傘を持つ手 小声で僕を融かしてく 素敵な出会いが訪れた 一粒だけの 初雪みたいな 小さな出会いがくれたのは 幸せという名の 新たな季節 乾いた街の香りの中で 輝くような路地ひとつ 僕を導いた ほんの一瞬が 風雪だったなら それもまた 白に霞んでゆく街も あなたがいるなら ほら 微かな色彩が 二人の行く先へと 拡がっ

[情の色]

いつからか色褪せた フランチャイズと君の写真 ただの一つも 僕だけが変わらずに 紫陽花の涙色 滲ませる雨の季節 待ち並ぶ街重なる傘 君一人の居場所もない そう たかが君の 潮時さ 止めはしないさ 赤は熱情 桃の恋情 青い劣情 君への贈り物 出迎えた並木桜 出会いの花とするならば 一巡り見送る時 風は散らしてった 想いの一枚までも 知ってるよ 潮時さ 止められないさ 赤は熱情 桃の恋情 青い劣情 君への忘れ物 赤は熱情 桃の恋情 青い劣情 君は置き去りにしてく