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日常的郷愁メドレー(歌詞まとめ)

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早いとこ曲をつけてあげたい
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2022年8月の記事一覧

[延命遊戯]

秘め事は受話器 置いたのちに 詮索は優位に立つうちに 見え隠れする戦略の波間に 黙ることを覚えた 余命宣告が忍び寄る 鈍色の肢体が張り付いたままの 白壁を睨みつけても ただ僕は君を ビビッドを思い出せずに 日がな模範解答を 探してる テレパスは とうに喪われたから Get me out of your VAGI CRASH 腹上の君、わからなくなる香り Take off right away VAGI FLASH 腹上の君、遠ざかってゆく音に うねりの真ん中 唸らせる

[プロポーズ]

いつもの言葉を いま初めて怖がらずに言うよ 本物の運命の前じゃ そんな臆病 必要ないんだね 愛してるの重さはきっと 人生を抱き寄せる僕らのサイン とっておくのもいいけれど とっておきをいつだってあげよう だからきみの頬をイタズラに 両手の指で触れて呟くよ my honey, I'll always be with you 馬鹿笑いも愛撫も ごちゃ交ぜな幸せを いつものことだね お互いの不安が不安を呼ぶ 今日もまた 魔法を掛け合えば そんな臆病 必要ないのにさ だから

[サテンでソーダ]

真夏が明けたら サテンでソーダ飲もうよ アイス付きだとなおさら 二人占めしようよ 恋に落ちた日のような ポップ 甘美 爽やか 何月なんていいから ただ君が欲しいな 真夏が明けたら サテンでソーダ飲もうよ 季節外れだとなおさら 二人占めしようよ 恋が実った日から 言葉は時計の代わり 何日なんていいから ただ君を数えてる 朝を分かち合うのは ベッドじゃなくてもいいさ 違う日の出二つを 二人占めしようよ 君は誤魔化すけど その時を覚えている? 電話口 笑い合うごと 君は何

[日々折々]

"輝ける海の向こう側 連れ立って旅に出たいな いつか 荷物はそんなに要らないよ 遠くまで行こうよ" 僕のやけに不安症なところ あなたは包み込んでくれるんだ "君と二人 居られるのなら どこにでも行こうよ" ハイグレード 夜景の煌めきも 各駅停車の袖振り合いも 何を変えるわけじゃないさ 手の触れる距離 祝う舞台だ これからのことを話そうよ また僕らここで 会えたから しぼんだ花の 実りの景色に 日々を超えた奇跡が見えたなら 憂いはいっそ置いてこうよ 嵐に抱き合った僕らだか

[HUB 4]

マージサイドの手紙が 僕の柔肌を掠めて トランスユーラシアンな 紙飛行機 不良音楽 齢五つ 幼子が 蛸の箱庭 銃の心地よさ ヘビーローテの果てには 音楽の遥かなる地平が 仰々しくも大西洋に ぺたんこ靴の橋がかかる 一言 遺した欠片と言えば "あんたら自由にならんとな" エイトビートのうねりが ストレートを誘って 来世までも縛りそうな パワフルな 虫の知らせか ライムインド何でもありだ 法則を手繰り寄せて 新時代を統べる支配者か 斜陽都市 片隅の田舎者 生々しくも海峡

[みちのく]

八甲田の船に 褪せた黄色の揺らめき セピアと似ていて違う もう動かないの あなたは知らないのね 斜陽と呟いたって 建てかわった新町通 アウガとの隙間の間 一人は寒いから あなたにいてほしい 押し返しも抱き止めてもくれない街 おし黙る景色は あの冬と同じ アーケードを二人 ふと何年物の悪戯 晴れ雪が運ぶ声 "アスパム上がろ" あなたは許すかな 陸奥湾を船出は絶えない街 置き去りの荷物と手元のチッキ 時代を溢す左手に 所在なく右手 あなたに触れさせて 八甲田の山は 透

[サンライズ・未練(仮)]

西日本一 ガラス張りの メトロ迷路 解けないままで 午前零時半過ぎの 片道限り 夜をゆく ホーム11 クリーム色の 夜行列車は 闇に溶けたがる 停車時間は二分だけ 逃してしまいそうだな 逃してしまいたい、かな? 旅に出るんだ この街に用はないから 旅に出るんだ 来た道を戻る旅 この宇宙一 信じた恋は 暮れの雲行 闇に溶けたらしい 僕は太陽を追わない 永遠に明けない夜だとしても いっそ半世紀も遡れば もっと深い闇が横たわれば 別れの理由は当然で 思い出だけが証明で 旅

[47]

乗り込んだのが東名阪の 目隠し列車だって僕はいいさ 大事な人に会いにゆくんだ それ以上の意味なんて 世界は広いと言われたって 経験値は未だ二十 そこら 一つに生まれ 一つに育ち 一つに立つ君に 惹かれていった 絡繰を手繰り寄せるように 招かれるまま少年が二人 旅に出た海峡を越えて 様々な想像を捨てて 乗り込んだのが故郷の 逆向き列車だって僕はいいさ 明日はすぐそこらにあるんだ それ以上の意味なんて 青森 函館 下海岸 札幌 釧路 江別 江差 ただ 雪が降る町 東京 川

[太陽は滑り台]

何度目に待ち合わせたって きっと同じ顔を見せてよ 来た道は変わらずに 鼻歌の向くままに 虹色カラフルな等高線 渡ってゆくんだよ 週末気だるげな午後三時 太陽は滑り台 全部が運命みたいねと 大袈裟は原文ママで 見知った想い露知らず 臆病が距離を支配する 投げ捨てるような疑問詞を 1つ1つと疑えば 裏切りは自分の過去に 答えは互いの言葉に 笑っちゃうほど健気だな 本音の音色が聞こえたら オルゴールを巻き直すような 例えばこんな歌 何度巡り出逢ったって ずっと同じ声を上げ

[アウトストラダデルソーレ]

稜線二つ南北の 隔たる凸凹 馬と牛 渋滞がちな湖畔ルート それも拡がったなら結び道 嬌声深く感覚を 併せる胸郭がうんと上がる 車が止まれば一休み いたいけ ジュンサイを摘んでゆこう 呼称に燻った焦燥 故郷を象った肖像 束の間の休日はシナリオ 茅部隧道 函都 これやこの ブランニューウェイ ブランニューウェイ 21世紀ハイスピードウェイ 迎えに行くのさ 過去なんざ 良心も超えてしまうのさ 時に土砂降ればスロウ・ダウン 滲む視界にもグロウ・サイン 馴染んだ香りクラウド・ナ