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【函館】(5/5)最強深化、函館「大門」の酒場がすごすぎて感動して、ついつい呑み過ぎ一泊二日旅 2024年2月3日(土)-4日(日)

大門の「におい」を辿り、呑み歩きは続きます。さすがに昼間から呑んでいるので、そろそろ限界が近かったです。函館二日目の朝は二日酔いの中で迎えましたが、帰る前に再度「茶夢」に立ち寄りました。


⚪︎バーを探し、東雲町「BAR JEY'S」へ

最後にバーへ

「魚清」のそばにあるバー、「BAR JEY'S」のドアを押しますと、いきなり階段になっていて地下に続いています。意外な展開に一瞬戸惑っていると、下から女性バーテンダーが見上げ、「どうぞ」と声をかけてくれました。

「いきなり地下なんで、ちょっとたじろぎました」
「あはは、固まってましたよね」

先客は二人、煙草を吸いながら、バーボンかウイスキーか、褐色のアルコールが強そうな酒を呑んでいます。

ジントニック

函館出身だという若い女性バーテンダーが作るジントニックが、醸造酒ばかり呑んできた体に染み入ります。日本で造られた酒もいいですが、やはり洋酒もいいものです。

先客の男性二人が熱心に話し込んでいるので、自然と女性バーテンダーとわたしが会話を続けるシチュエーションになっています。

女性バーテンダーは、頭の回転が早く、話がとても面白く話題がつきません。なんとなく、「魚清」と「やまいち」の女将さんを思い出します。お二人とも、とても話し上手・聞き上手でした。

そうそう、落花生を出していただきました。なんだろう、と思っていたら、「ああそうか、節分か」と思い付きます。そういえば、この日は2月3日の節分でした。

グラスホッパー

道民は、節分には落花生なんでしょうか。ちなみに岩手も落花生です。

ジントニックを呑み終え、マルガリータ、グラスホッパーと呑み進めます。カクテルは、折り目正しい、正統派の味わいで満足しました。

けっこうな量呑んだのですが、まだどこか物足りなさも感じていました。でも、ここまでしっかりとハシゴしたのも久しぶりです。これも、大門の持つ「におい」にわたしも惹きつけられ、一軒、もう一軒と次の店を探したくなっているのでしょうか。

妻とムスメがホテルで待たせているので、と女性バーテンダーに話し、会計をしてもらって、2月の寒い寒い函館の街へ再び身を置きました。

⚪︎大門の「におい」を求めて彷徨う夜

可寿栄飲食店

「BAR JEY'S」を出たわたしは、再び「におい」に呼ばれ松風町あたりをふらふら歩いてまわります。
すでにかなり酔っていましたので、どこかもう一軒という気はありませんでした。

横丁の路地で見つけた「可寿栄飲食店」。外見から、なかなかに良さそうな酒場でした。耳を扉に近づけると、中からがやがやと酔客の声が届いてきました。

てっ平

こちら「てっ平」もいい佇まい。正統派酒場の「におい」がします。いつかの機会、ここのカウンター席で酒を呑んでみたいものです。

「鳥辰」もぎゅうぎゅうでしたね

さて、いよいよ寒くなってきました。歩き疲れ、寒空の下で一休みなどして寝落ちして、そのまま凍死するのもいやなので、「アパホテル」に戻りました。

ちなみに、今回の旅でも函館の名物バー「舶来居酒屋 杉の子」へ行く予定でいましたが、1月8日から2月8日まで休業していたようなので、残念ながらお邪魔できませんでした。

日中に休業を確認していました

⚪︎二日酔いのなか「茶夢」へ行き、そして帰ります

カニ汁付きのセット丼にしました

翌朝7時に目覚めると、まだ酔っていました。これはもう、二日酔い確定な感じでした。

とりあえず、予定どおり「茶夢」へ向かいます。店内、少々混んでいましたので、妻とムスメは二人席へ、わたしはカウンター席に離れて座ります。離れて座っても、別々に席ごとの小皿が出てくるのでなんかラッキーでした。

わたしはイクラ・イカ・ホタテの丼にカニ汁がついたAセット1,800円を注文しました。妻とムスメは焼きハラス定食を注文したようです。

うーん、いい眺めです

カニ汁が二日酔いの体に優しく染み渡ります。丼もとても美味しくいただけているので、二日酔いは症状軽めです。ひどい二日酔いのとき、食事なんてできたもんじゃあありませんし(笑)

さっくさくのイカ、ぷっちぷちのイクラ、ぷりっぷりのホタテ、最後の最後まで函館で海の恵みを満喫しました。

食事を済ませたあとは、函館朝市で土産物を眺めてまわります。一角で野菜を売っていたおばあさんの店で、とある郷土料理が入った袋を見つけます。

声をかけてみると、「ああ、コレね、お客さんに頼まれでつぐったやづだがら、少しだったらわげであげれるよ」とのことでしたので、二袋わけてもらいました。

駅弁買って新幹線に乗り込みます

さて、いよいよ盛岡へ帰ります。
まず、函館駅で一番人気という、昭和41年から発売を続けている、名物の「鰊みがき弁当」を購入し、その駅弁を持って、12時半過ぎの新幹線に乗り込みます。この頃には、二日酔いもおさまり、空腹も感じられてきました。

こりゃ大迫力の弁当ですね

開けてびっくり。ごろごろと数の子が入った上、肉厚のニシンが三枚、そして北海道産米が使用されています。

で、食べてみると、いや、こりゃ美味い。函館駅弁で一番人気も大いにわかります。てか、これまで食べてきた駅弁でカコイチ美味しいんじゃ、、、と、思いましたし、今でも思ってます(笑)

数の子を噛み締めるたび、「ぶちっぶちっ」と新幹線内に音が響いて恥ずかしかったですが、美味しくいただきました。三陸産茎わかめ醤油煮、大根味噌漬けもいいアクセントです。
「サッポロ クラシック」を呑みながら食べたら、たいそう美味しいだろうなと思いましたが、さすがにアルコールを呑む気には慣れないのでノンアルコールビールにしてみました。

帰りの新幹線、函館のこと、特にも大門のことを調べてきました。そしてお世話になった酒場のことを思い返し、余韻に浸りました。函館は4回目だと思いますが、ここまで深く函館を感じることができたのは初めてかもしれません。

訪れたすべての店が居心地よく、楽しく、なにより人がよく、函館の心地よさを改めて感じました。さて、次は五稜郭でしょうか、それとも再び大門でしょうか、はたまたまだ訪れたことがない湯の川でしょうか。

本当に、次の函館も楽しみです。キュウリにはなんとなく近づけてきたように思えますが、実物はいまだ現地でみつけられていませんし(笑)

あ、ごっこ汁食べそびれた、、、

(おわり)

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