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再建術後3日目:ベッドから解放される♪

術後は、体力の回復、創の回復など様々な理由からベッドから早く起きて、歩くことが大切なんだそうです。

ベッドから起き上がれない状態だと、尿道に入れた管や、エコノミークラス症候群のようなものを予防するために足に巻かれた加圧バンドを外しもらえません。これらは、点滴以上に煩わしい。

この不快な状況から脱却するには、一日でも早くベッドから起き上がって歩くことです

◆ベッドに座るも歩行断念

私は、手術の翌日の午後、ベッドから起き上がろう試みます。

痛み止めを飲み、看護師さんについてもらいながら、とりあえず身体をベッドから起こします。ここまでは、順調。

次に、ベッドに座ることに挑戦。

看護師さんに支えてもらいながら、身体の向きを変え、ゆっくりとベッドに座ります。

が、

頭がクラクラ。身体はフワフワ。とても座ってられません。すぐに、横になりました。

その日は、虚しくも歩くことができず、座っただけで全体力を消耗。歩行を断念せざるを得ませんでした。

◆術後3日目の挑戦!

翌日の朝。看護師さんに、「今日は、歩いていみたい」と申し出ます。

すぐに、看護師さんが歩くための準備をしてくれました。まずは、尿管をはずし、足に巻いていた加圧バンドをはずしてくれました。これだけで、身体が軽くなった感じです。

次に、ベッドから身体を起こし、ベッドに座ります。

昨日は、頭がクラクラして気持ちが悪くて座っていられなかったのに、今朝は座っていられます。人間の身体の回復力ってすごです。

◆靴を履くって大変なのね

そして、次のステップに進みます。

それは、靴を履くこと。

ここでも手こずります。

靴を履こう前かがみになるとお腹が痛い。そして、張ってくる。

それでも耐えながら足を靴に入れます。が、靴のかかとが邪魔して、スムーズに足が入らない。傍にいてくれた看護師さんが足を靴に入れてくれいました。

たかが靴を履くのにも一苦労です。

靴を履かせてもらって、いよいよ立つ段階です。

◆立って、歩くってすごいこと

術後しばらくは歩行器を使って歩きます。

看護師さんが私の傍に歩行器を準備。歩行器につかまり立ち。なんとか、立つことができました。そして、歩行開始。

お腹の脂肪と筋肉を少し切っているので、前かがみの姿勢で歩く必要があります。

歩行器を使って歩くのもはじめて、ずっと前かがみで歩くのもはじめて。腕には点滴、首からはドレーンを4パックぶら下げている状態。

悪戦苦闘しながらズルズルと歩きました。

歩いてく目的地は、診察室。

ちょうど、病室で歩く準備しているところに、専攻医らしき先生が私を呼びに来てくださりました。その先生も看護さんと一緒に診察室まで付き添ってくれました。

看護師さんと先生に励まされながら、僅か数メートルの距離を歩き診察室に到着。呼吸を整え、診察をしてもらいました。

診察後。

◆回復力の早さに驚く

帰りはひとりで病室へ戻れる気がしたので、ひとりで歩いてみました。結果、ちゃんとひとりで病室まで戻ることができたのです。

たった数十分なのに、行きと帰りでは、歩くモチベーションも、実際に歩くスピードも変化しているのです。これには、本当に驚きました。

歩行器を使ってですが、ひとりで歩けるようになったのはとても大きいな自信になりました。
ベッドに縛られることなく、自由に動ける解放感。身体の回復を実感できて、とても嬉しい一日となりました。


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