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乳腺専門のお医者さんは何処に?


乳房の異変をどこでみてもらうか問題


乳房にしこりを発見した私がすべきこと。それは、異変のある乳房を診てくれるお医者さんを探すことです。まずは、ネットでサクッと検索。乳房に関する病気を診てくれるお医者さんは、乳腺外科の先生だということがわかりました。しかし、私にとって、全く馴染みのない科。

次に、乳腺外科を標榜しているクリニックを検索しました。1件見つけました。

胸にしこりがある以上、検索で見つけたそのクリニックを受診するのが良いのか。
それとも、乳腺外科のある総合病院のようなクリニックより大きな病院が良いのか迷いました。

総合病院なら乳腺外科がありそうです。それに、精密検査が必要になった時、大きな病院なら一気に診てもらえそうな気がします。ところが、見つけられない。外科はあっても乳腺外科の文字が、大きな病院でも見当たらないのです。

私は田舎に住んでいます。都会ならクリニックをはじめ無数の病院があるります。そんな都会なら、クリニックを含め乳房外科を標榜する病院はたくさんあることでしょう。

これが、巷で言われる医療格差なのでしょうか。

乳房の異変に気づき、最初にぶち当たった壁が、お医者さん探しです。

乳腺外科受診への躊躇


お医者さん探しで壁にぶつかっていた私ですが、実は、乳腺外科への受診に迷いがありました。

2022年の12月、実は、不正出血で婦人科を受診。更年期真っ只中の私は、子宮がんと卵巣がんの疑いで検査を受けていました。結果、がんは否定されました。私はもちろん家族も安堵しました。それ以来、定期検診で婦人科の診察を数ヶ月ごとに受けています。

ここで、乳腺外科を受診となると、同居している家族が心配するのではという懸念があったのです。

余計な心配は、もう家族にはかけたくありません。新たな科を受診するのは、かなり抵抗があったのです。

そして、もうひとつの理由は、もし乳がんだったら嫌だという潜在意識が働いたからです。専門のお医者さんに診てもらって、万が一、乳がんといわれるのが怖かったのです。

乳腺外科を早く受診することが、良いのは頭ではわかっています。でも、躊躇したのです。

婦人科じゃ診てくれないの⁈


私が出した結論。それは、しこりを自覚してから1ヶ月後の婦人科受診の際に、婦人科の先生に診てもらうということです。

婦人科受診までの約1ヶ月は、しこりはあるものの体調はすこぶる良好。しこり発見の翌日は、幼馴染と旅行に行っており、しこりについて深く考えることはありませんでした。とは言っても、入浴の際、素手で体を洗うので、左胸もチェック。何度触ってみても、小さなしこりが消えておらず凹みます。

乳腺は外科


婦人科受診の日。

私の通っている婦人科では、受診の前、簡単なアンケートに記入をします。いつものように、アンケートに「定期検診」と記入。さらに、「左胸のしこりが気になる」と加えました。

先生に呼ばれ診察室へ。

先生「左胸にしこりがあるみたいですね。」
私「左胸にコロッとしたしこりがあるみたいです。」

先生「全体に張った感じですか?」
私 「いいえ、パールみたいなコロッとしたしこりです。コロコロと動くんですけど、痛くないのが気になるんです。」

先生「女性ホルモンの影響だと全体が固くなることはあるんだけどね…」
私 「全体じゃなくて、ピンポイントです。」
先生「一部が固くなるっていうのは、女性ホルモンの影響と考えるのは難しいんですよね。」
私 「そうなんですか。」

先生 「乳腺って外科なんだよね。婦人科に来る患者さん多いんだけど。」
私  「婦人科なのにですか?女性の病気だし、婦人科でいいかと。」

ネットで調べているから乳腺は乳腺外科という知識は入手済み。しかし、“外科”って文字が入っているので、私は、手術をする前提で診てもらうのが乳腺外科だと思っていました。

例えば、お腹が痛い。
そんな時、消化器外科へ行こうとは思いません。まずは、内科へと足を運びます。それから、手術が必要となったとき、はじめてお世話になるのが消化器外科の先生方というイメージです。

だから、乳房についても、とりあえず、女性の身体を診てくれる婦人科という科を訪れ、次に、手術が必要だったら、乳腺外科という流れなのかと思っていたのです。

先生 「そう思いますよね。でも、乳腺は外科なんですよ。」私  「…」

先生 「紹介状書きますか。」
私  「はい。お願いします。」

婦人科の先生、私の訴えだけで、紹介状を書くようです。見たり、触ったりして、しこりの確認をする様子がありません。本当に、専門外という感じです。

先生 「どこか希望の病院ありますか。」
私  「特にありません。」

希望の病院と言われても、私の知っているレベルではネットで検索したあの1件のクリニックしかありません。どこが良いのかわからないから困っているのよ。というのがその時の気持ちです。

先生 「うちの病院の外科でよければ、紹介しますけど。」
私  「ぜひ、そうしてください。」

あるならあるって、先に言ってよ。先生。

同じ病院なら通う手間が省けそうです。それに、万が一の時、婦人科の先生との連携も取ってくれそうなので安心かも。ということで、院内の外科をお願いしました。

婦人科から外科へ


婦人科の受診が終わり、先生が急いで院内紹介状の準備をしてくれました。その間に、私は外科の外来窓口へ行くように看護師さんにいわれ外科へ。

外科の看護師さんへは、もうすでに婦人科から連絡がいっていたようです。いつからしこりに気づいたのかを再確認すると、すぐにマンモグラフィ検査と超音波エコー検査の予約をとってくれました。

検査は12日後。この日は帰宅しました。とりあえずは、乳房を診て下さる先生には辿り着きそうです。

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