「車でお遍路」別格1番札所 大山寺(四国霊場開創のお寺)
こんにちは、旅いこかです。
四国別格二十霊場巡礼、弘法大師との「同行二人」の旅、1番目のお寺は、
仏王山 玉林院 大山寺
阿波徳島「発心の道場」、別格霊場では第1番目の札所。
八十八箇所巡礼の際は、1番札所霊山寺から10番札所切幡寺までは各札所の間隔が約10分以内とテンポよく参拝したけど、別格霊場は予想外。
1番札所から厳しい山道。
最初のうちは、気持ちよく柿畑の中をのどかな景色を見ながらドライブ気分だが、そのうち細い道となり対向車が来ないことを祈りながら約5㎞をひたすら登っていく。
そして、標識に従い登り駐車場がわからず山門前に到着するがどうも駐車場で無さそう。そのため、駐車場を探すもUターンが難しい細い山道だけに不安なままドキドキと走ると漸く辿り着く。
太山寺は、約1500年前に開基した阿波仏法最初のお寺。
そして弘法大師は唐で恵果和尚から授かった千手千眼観自在菩薩像を安置、四国霊場を開創したと伝えられている。
では、弘法大師が四国霊場を開創した地と伝えられる「大山寺」へ参りましょう。
ご詠歌
お参りする前に知っておいた方が良い知識
歴史
6世紀頃、第25代武烈天皇、第26代継体天皇の時代に西範僧都が開基した阿波仏法最初の道場
平安時代(794-1185年)前期、唐から帰朝した弘法大師は、阿波巡錫の際に「大山寺は密教道場に最適の地」と感得、伽藍を整備して恵果和尚から授かった千手千眼観自在菩薩像を安置
そして四国霊場を開創したと伝えられる寿永4年(1185年)、源義経は屋島の源平合戦に向かう折、京都鞍馬山の僧正坊と親交のあった大山寺の太郎坊を訪ねて勝利を祈願
その後、勝利したことにより、御礼として三宝荒神像、初音のつつみ、愛馬「薄雪」を奉納安貞年間(1227-1229年)、土御門上皇は護摩堂を建立、不動明王像を寄進
天正14年(1586年)、阿波藩主蜂須賀公の祈願所となる
文久3年(1863年)、大師堂は蜂須賀公の命により再建
力餅伝説
寺号について
寺号について
・・・インドの須弥山に因み大山寺と命名したという
ご利益
御本尊の千手観世音菩薩
・・・災難除け、病気平癒、長寿、夫婦円満、恋愛成就などの現世利益と後世利益。縁結び、動物守護、開運(大山寺HPより)
御本尊・ご真言
見どころ
本堂 【有形文化財】
・・・1661-1751年建立 1796年移築 御本尊に千手千眼観世音菩薩を祀る大師堂【有形文化財】
・・・1863年建立 中央に弘法大師、役行者、理源大師、三宝荒神、愛染明王、聖天、を祀る回廊 【有形文化財】、鐘楼門【有形文化財】
・・・1830-1868年建立枝垂銀杏 【上板町天然記念物】
・・・弁慶が屋島の源平合戦に向かう際に兵糧の銀杏を植えたという「弁慶銀杏」義経の馬の墓
・・・源義経が屋島の源平合戦に勝利したお礼に愛馬「薄雪」を奉納
写真
次は、別格第2番札所童学寺へ参ります。
合掌
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