「車でお遍路」第15番札所 国分寺(霊場唯一曹洞宗の阿波国分寺)
こんにちは、旅いこかです。
四国八十八箇所巡礼、弘法大師との「同行二人」の旅、15番目のお寺は、
薬王山 金色院 国分寺
14番札所の常楽寺から約1.3㎞、車で約4分の場所、
次に訪れた札所は、車だと14番札所からほど近い住宅街の中に佇むお寺。四国霊場には各県に一つ、四つの国分寺があるが順打ちだと最初に出会う国分寺、通称「阿波国分寺」。
かつては、七重塔を含む七堂伽藍を有する大寺院。重層入母屋造りの本堂や菊の御紋や庭園、空気感を含めて当時を偲ばせる。
では、四国霊場で唯一曹洞宗の札所「国分寺」へ参りましょう。
ご詠歌
お参りする前に知っておいた方が良い知識
歴史
天平13年(741年)、聖武天皇の勅願で行基菩薩が天下泰平と五穀豊穣と万民豊楽を願いう祈願所として薬師如来を彫り本尊とした「法相宗」の寺院を開基
弘仁年間(810-824年)、この地を巡錫中の弘法大師は、七重塔を含む七堂伽藍を有する大寺院の国分寺を「真言宗」に改宗して四国霊場として定めた
天正年間(1573-1592年)、天正の兵火で焼失
寛保元年(1741年)、阿波藩主蜂須賀公の命により郡奉行が伽藍を再建、「曹洞宗」に改宗
文化文政年間(1804-1829年)、第9世光山文明和上により再建
弘法大師伝説
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寺号について
寺号について
・・・国分寺は、天平13年(741年)に聖武天皇が仏教による国家鎮護のために全国に国分寺を建立する「国分寺建立の詔」が発せられ全国各地に国分寺が建立。
なお、国分寺建立地の選定については、地理的条件、都市計画的条件、政治的条件、を兼ね備えなければならないと厳しい条件がある。
ご利益
御本尊の薬師如来
・・・大医王仏、医王如来とも呼ばれ、十二誓願の現世利益の仏さま(病気平癒、他)烏枢沙摩明王堂
・・・眼と下半身に霊験がある
御本尊・ご真言
見どころ
本堂
・・・重層の入母屋造り、薬師如来、そして聖武天皇と光明皇后の位牌を祀る烏枢沙摩明王堂
・・・弘法大師が彫ったという不浄除けの仏さま烏枢沙摩明王が安置、不浄除けからトイレの神様としても信仰がある七重塔の塔心礎石
・・・山門近くには当時を思わせる七重塔の礎石が発見された阿波国分寺庭園
・・・国指定の名勝、本堂を囲むように安土桃山時代を代表する石組み庭園。時間を作って是非見たい
おまけ情報
写真
次は、第16番札所観音寺へ参ります。
2022年2月20日投稿
2022年9月11日改訂
合掌
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