フランス人アーティスト　Jean Jullienの展覧会「Paper People」

フランス人アーティスト、Jean Jullien（ジャン・ジュリアン）の展覧会「Paper People」を観てきました。

「Paper People」はインスタレーション形式の展示で、紙状のアーティストという設定でPaper Peopleが創作活動の様子を表現しているそうです。この個展はこの一年間の世界的非日常の中で生まれた新作ばかりなので、とても楽しみにしていました。

会場内でひときわ存在感を放っている、PAPER PEOPLEはブルーとオレンジのふたり。それぞれ愛嬌のある表情で、絵を描いていたり、うれしそうにハグしていたり、座って絵を眺めていたりとどれも心温まる様子でした。

ジャン・ジュリアンの色使いがとても好きなのですが、中でもとても美しいグラデーションの作品がありました。それはエメラルドグリーンの海でたった一人で爽快にサーフィンをする様子です。

この海の色のグラデーションが素晴らしくきれいで、その海の上で一筋の白波を立てながらサーフィンをする躍動感にとても引き込まれました。海を題材にした絵は、かつての夏のバカンスを思い出しながら描いているのかなと思いました。

ひとりで泳いでいる水中の影のヒョロヒョロとした筆づかいも好きですね。

会場奥には、フランスパリのチュイルリー公園でくつろいでいる女性、子供とおもちゃを題材にしたもの、本を読んでいるどアップの顔など、どれも日常にある生活の一面を切り取った、なんだかほんわかしながらもユーモアあふれる作品でした。

出口付近のショップのPAPER PEOPLEのTシャツの展示がジャン・ジュリアンらしくユーモアたっぷりでした。
楽しみにしていたジャン・ジュリアンの展覧会はとてもHappyな一時でした。

Jean Jullien Exhibition「PAPER PEOPLE」
会場：渋谷PARCO MUSEUM 
2021年10月3日まで

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