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温泉旅を超えて、そぞろ歩きの旅|山口・長門湯本温泉

正式名称:長門湯本温泉

エリア:中国・四国/中国 所在地:山口県長門湯本市

特徴:開湯600年の歴史を持つが、川のせせらぎを聴きながら癒される「おとずれ川テラス」など近年リニュアルした温泉地。

その他:長門市と星野リゾートと地域とが一体となり、楽しみ癒される持続可能な温泉地を目指す長門湯本温泉観光まちづくり計画によるリニュアル。


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こんにちは、若手温泉ソムリエの西岡です。

歴史の舞台にもなる長州は、元乃隅神社や近隣にはCMで話題の角島大橋の見どころがたくさんあります。

その長門市で地域一体でリニュアルをした温泉地が長門湯本温泉です。


近代化の話で聞く「長州」。長門湯本温泉ってどこ?

日本には、〇〇湯本温泉っていうのが多くあります。例えば、箱根湯本、いわき湯本、奥日光湯本温泉などが挙げられます。

その1つが、長門湯本温泉です。実は、薩長同盟など近代化の話でよく聞く「長州」は長門の旧国名が由来です。(旧国名)

アクセスとしては、実は日本最大級の”カルスト台地”で知られる秋吉台などを経由して訪れることも可能です。

おいでませ山口へ 一般社団法人 山口県観光連盟の公式Instagram

温泉を超えてまちづくり

私も温泉地にはよく行きますが、ここまで生まれ変わり本当にコンセプトがしっかりした温泉地に出会ったのは久しぶりでした。
よく温泉地に新しい宿泊施設がオープンするなどの事例はみたことありますが、長門湯本温泉はもはや”まちづくり”でした。

2016年に、白木屋グランドホテルを星野リゾートの「界」に生まれ変わったのが起点です。
そこから、観光まちづくり計画に沿って住民と連携して新しい温泉街への試みがスタートしました。

そして、私が訪れて気づいたのも「そぞろ歩き」が楽しい温泉地だと感じました。

長門湯本温泉 公式観光サイトインスタグラム

温泉街の中心に流れる川(音無川:おとずれ)に沿って温泉街が広がっています。

もちろん、入浴としても恩湯という外湯など温泉もいいですが、温泉街を歩くのが楽しいです。

例えば、温泉街でのぶらぶらのイメージは食べ歩きとかお店をのぞいたり、温泉まんじゅうを食べたりなどです。
ただ、長門湯本温泉は川のせせらぎの音を感じながら「”耳”から癒されながらただ歩く」そんな時間を楽しむのもいいかもしれません。

ちなみに、名物の「川床テラス」でのんびりするのもあったかい季節におすすめです!


音と光の夜散歩

私の温泉旅行では、夕方に食事をしてその後温泉に入ってのんびり(もしくは宿の中を散策)しますが、長門湯本では違いました。

夜ご飯を食べて、温泉街の散策をしに行くことに。
ライトアップされている橋を見て綺麗だと思ったんですが、実はこの後に長門湯本温泉の光のパワーを感じるのです。

私が泊まっていたのは、老舗の大谷山荘や界などとは真逆の方向にあった宿だったので少し歩く感じではありました。
ただ、それが河川公園に訪れるきっかけを与えてくれました。

河川公園から橋を渡ると驚くことに、こんな自然と調和したライトアップがされているのには圧巻!

下の写真を見ていただくとわかる通り川にかかる橋が強めに光り、その周りの木々が照らされているのがまさに光の芸術でした。

(筆者撮影 長門湯本温泉)

そして、静かな雰囲気に川沿いを歩くとせせらぎの音だけが聞こえます。

自然のBGMを聴きながらただ散策するだけでも癒されました。
個人的になぜそう思ったかというと、この様なイスが設置され「ただただ、この時間」を楽しむそんな目的の散歩のためにあるのではないでしょうか。

(筆者撮影 長門湯本温泉)

そして外湯の恩湯まで歩くと、川とは逆の方向に竹林の道が広がりここでも光の芸術を楽しむことができました。

これほど”音と光”だけを感じる夜散歩ができるのはなかなかないので、長門湯本温泉ならではの過ごし方としておすすめします!

温泉に入るだけが温泉の楽しみではない…。

温泉に入るだけが温泉の楽しみではないそう改めて感じるきっかけができました。

もちろん温泉成分を含めた泉質やお湯に浸かって癒されることもいいですが、温泉の周りにある”街”を歩いて楽しむこと=温泉地を楽しむ、こともまた温泉の魅力の1つだと思います。

(筆者撮影:長門湯本温泉)
(筆者撮影 :星野リゾート 界 長門)

よく五感で感じると言いますが、まさに目と耳で楽しむ温泉地でした。
そしてなかなか出歩かない夜の時間に出歩くことができる温泉でもあります。

巷ではナイトタイムエコノミーという言葉がありますが、まさに昼だけ楽しむのではなく夜も楽しめるという、温泉地が増えると旅の楽しみも増えます!

カメラ片手にのんびり温泉街を歩く、そんな温泉旅を”長門湯本温泉”でしてみてはいかがでしょうか。


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