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【冬のパリ郊外歩き】あさり、あさりが食べたい!

日にち:2023年1月23日(月)
場所:パリ郊外(CHAVILLE-VELIZY駅~PONT DE SÈVRES駅)
歩いた距離:10キロ

フランスで妊娠したため、毎日5~10キロを歩くようにした。最初は3キロぐらいだったのが、最近では平均7キロほどになり、歩く事が苦ではなくなった今日この頃。毎日同じルートだと飽きてしまうため、今日はRER電車でパリ郊外のChavilleエリア(Chaville-Velizy駅)で下車し、パリ市内のboulong-Billancourtエリア(Pont de Sevres駅)まで森を歩くことにした。

レストランのみ見たい方は目次から飛んでね。


真冬のパリを歩く

午前10時、パリは2℃。今日も曇り空でうっそうとした街が広がる。
16区のJavel駅からRER電車に乗り込み、郊外に向かう。

Chaville-Velizy駅

RER電車は主に郊外を走る電車で、2階建ての大きめの電車だ。パリ市内はほぼ地下を走るのだが、それ以外は空の下を走る電車なので、景色を見られるのが嬉しい。

約5駅ほどだ乗車したが、パリ市内と市街では運賃が変わり、かなり高くなった。4.05€。日本円で約560円。高すぎて切符売り場で買うのをしばらくためらった程だ。

Chaville駅外観。古いようで新しそうな建物。駅ロータリーにはベーカリーやスーパーが数件あった。

今日はパリ市内からベルサイユ周辺まで広がる「ムドンの森」を散策する。森へ向かうため、住宅街を進む。近くに学校があるせいか、学生たちが列になって歩いている。どこに行くのだろう。

フランスの古い家は見ていて面白い。温かみがあっていい。

森の入口が見えてきたので、入ってみた。

寒いせいか、あまり人がいなくてちょっと後悔する。

何度か道に戻り、入りを繰り返し、長い丘を登る。あぁ、お腹が減ってきた。朝ごはんクッキー2枚しか食べていなかったからなぁ。思ったより距離がありそうだ。

いくつものルートを歩き、人が多いルートを見つけ少し安心。サーモスに入れた暖かいお湯を飲み水分補給をする。(ちなみに、家に帰ってきてから気が付いたのだが、バックの底に前日に買っていた草餅(約300円)があった。この時気が付いていれば。。)

しばらく歩くとパリ市内へと続く国道(N118)が私の行く先を遮った。森から自転車道にでて、抜けられそうな道を探す。

なんとか抜けられ、パリ市内に向かってしばらく歩く。ムードン(Meudon)の街に入った。ムドンの街は丘の上に位置しており、パリ市内に向かうにはグネグネした下り道を右左と歩かねばならない。家までまだまだ、かかりそうだ。。

昨日作った炊き込みご飯が食べたいのだが、家まで待つことが出来るだろうか。。

と地図を見ていたら、以前行ったイタリアンレストランが近くにある事に気が付いた。そのレストランには、私の大好物のボンゴレのパスタがあるのだ。少し高めだが、せっかくだし(寒いし)行こう!

フランスでは一人外食がめっきり減ってしまったが、久しぶりに一人で行くことにした。

レストランの事だけを考えてひたすら丘をくだる。街の小さなロータリーが見えてきた。レストランはそこにある。

イタリアンレストラン Olivia

グーグルマップでの評価は口コミ310、★4つ。駅から離れた丘の上にあるので、周辺の人しか来ないと思われる。以前家を探していた時偶然見つけたのだ。この先にあるNanana Coffeeshopもおしゃれで、おいしいラテが飲めるのだ。

とてもおしゃれなレストランで、広いソファがあり心地良い。トイレも綺麗で安心だ。

写真は以前来た時のもの

何を食べるかはもう決まっているが、念のためチェックする。さっそくノンアルコールカクテルとボンゴレのパスタを注文。

アルコールをオーダーするとついてくる(多分)オリーブ。これが抜群においしくて、ドリンクと一緒に食べると最高だったが、今回はついてこなかった。(アルコール頼んだ人限定かな)

早速バージンモヒートが到着。季節外れな気がするが、たっぷりのミントとグリーンレモンがふんだんに入っている。一口飲むと最高にさわやかだ!もとからお酒が飲めないので、ノンアルコールカクテルがあると、とても嬉しい( *´艸`)

個人的に忘れられない味はパーフェクトサンセット。また飲みに行きたい!


アサリたっぷり!ボンゴレのパスタ

モヒートを楽しんでいると、パスタとバゲットが到着!前回よりパスタがゴージャスになっている。ここ最近ずっとアサリが食べたかった!!

↓こちらは前回(去年)頼んだ時のもの。ピザもなかなかおいしかった。

ハーブとオイルが絡まったアサリ♪プチトマトも茎のまま入っている。

早速アサリを食べるとしよう。
貝の殻でパスタの底にたまった、エキスたっぷりのスープをすくい口に入れる。。優しい。海の香りはそんなにしないが十分においしい。身体が欲してた味!

そのままヒラ麺のパスタをフォークで巻き、ハーブを載せて頂く。

うぉー!( ゚Д゚)。。塩気がない。(フランスのパスタあるある。)
テーブルに乗っている塩をサラサラとかけて再チャレンジ。。

はい、キター!これぞボンゴレ!日本のボンゴレ程あれこれ調味料がついておらずシンプルだが、ほんのりガーリックが効いていて非常においしい。

そこにプチトマトとぷちっと茎から取って食べる。優しい酸味が広がりオリーブオイルとトマトのスープとなる。

お皿に乗っていた、よくわからない実。オリーブかなと思って食べてみたら、ほんのりマスタードが効いてスパイシー。なんだかわからないが優しいボンゴレにピリッと味変になり、なかなか楽しませてくれる。種がありそうだが、ないので食べやすい。プリプリたべてしまった。

締めはバゲットだ!

パスタを食べ終えると、スープが底に残る。これがうまいんだ!テーブルに乗ったバゲットを半分にちぎり、柔らかい部分をスープに浸す。

アサリと、ガーリックのエキスがパンに染み込んでいく。バゲットの香ばしい皮がキュっと味をまとめてくれ、病みつきになる。パンをうまくスープに浸す事だけに集中して口に運ぶ。

レモンをしぼってなかったw

最高の気持ちで食べ終わり、辺りを見回すとお客さんが増えていた事に気が付いた。フレンドリーな定員さんに会計をし、店をでる。

さてエネルギーもチャージしたし、駅まであと少し頑張ろう。暖かかったレストランから一変風がそよそよ吹く外の気温に震えながら向かった。

駅への小道を見つけショートカット。得した気分だ。いきなり犬に吠えられてびっくりする。

オフィス外を抜ける。


セガン島

やっとセーヌ川に降りてきた。セガン島(Ile Seguin)の目の前だ。

外のジムで体を鍛えている少年に、あの橋はもうオープンしたか聞くと(以前は工事中で閉まっていた)、『んー。まだだねw』と教えてくれ、反対側の橋を使うことにした。

いつになったら使えるんだろう。あの橋は。

セガン島を通り過ぎると、底はもうパリ市内(正確にはまだ郊外)のBoulogne-Billancourtエリアだ。Pont de Sevre駅でメトロに乗って家に向かった。


今日は普段より遠い場所を歩いて、パリ市内からパリ郊外に行く電車は大変運賃が高い事を知った私であった。

私のウォーキング生活はまだまだ続く。。。



番外編 Nanana Coffeeshop

本日訪れたイタリアンレストランの数件先にあるコーヒーショップ。グーグルマップで★5つ!カッコかわいい雰囲気のレストラン。

写真は去年の夏のもの。屋外の席が人気だ。

フランスで見つけるのに苦労するアイスラテがあるカフェ。フランスのスタバのような薄いエスプレッソではなく、ちゃんとした(失礼)コクのあるエスプレッソに濃厚なミルクが最高だ。

手作りのクッキーがおいしくて一瞬でなくなった。




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