フランス語を独学でどのくらい話せるようになったのか振り返ってみる
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
初めてのフランスでの年明けはパリで盛大に盛り上がる、、訳でもなくフランス中央部にある温泉が湧き出る街Vichyに滞在しました。
温泉(スパ)を目的に行ったにもかかわらず、年末はほとんどの観光施設が閉まっていました。個人的には楽しめましたが記事として街の魅力を紹介できない気がして、Noteに投稿するべきか悩み中です。
<2021年を振り返ってみる>
年末にその年の事を振り返りたかったのですが、だらけた年末年始だったので、年が明けてから2021年を振り返ることにします。やはりフランスに移住したのが一番大きな出来事でした。
海外生活を始めた事で、日本語&英語の生活から新しい言語のフランス語と、かなり言語に関わることが多い年だったので、今回は言語についてお話します。
<フランス語の独学>
パリに住み始めた時、語学学校に通うか大変迷っていましたが外にでるのが億劫な為、独学でやる事にしました。フランス語の試験(DELF A1)の問題集を買って自分のペースで勉強すると同時に、フランス語の会話テキストでスピーキングの練習の2つをやっています(ちなみにテキストはすべてフランス語なので時間がかかりますが、訳すのが楽しいです)
試験の勉強をしても日本の英検のように、話せるようにはならないだろうと思っていたのですが、
試験内容の一つにネイティブが話す会話を聞いて問いに答えるヒアリングがあります。それを自分で訳しながら意味を理解し、さらにその会話をシャドーイングする練習をして実践でも使えるよう練習していきます。
短い会話の中には普段使う単語や文法、そしてネイティブが使う(であろう)カジュアルな言い回しが殆どなので、実生活でもかなり使えそうです。そして初級にも関わらず試験にはスピーキングもあり面接官と話さないと行けないので、最低限自分の自己紹介や毎日の習慣、趣味など答えられるよう練習しないといけません。
正直まったく知らない言語を1から勉強した事がないので、この勉強法が合っているか役に立たないかは、自分の成長をみながら判断すると思います。
<英語とは別のやり方でフランス語を学ぶ>
これは私が自然に身につけた英語とは真逆の方法です。私の英語は20代の時に一人旅で、回りに日本語を話す人がいない環境で身振り手振りから始まり、会話ができるレベルにまでなりました。海外や日本のゲストハウスに長期滞在していた時期もあり、日本にいても四六時中英語の生活を送っていました。
ではなぜフランス語はその真逆のやり方でやっているのかというと、私の英語は瞬時に口から英語がでるけれど文法はめちゃめちゃな残念な英語になってしまった為、今回はちゃんと教科書を使って基礎を学ぼう!という考えからです(;´д`)
<意識して勉強しないと癖は治らない>
私の残念な英語は、今からでもちゃんと勉強しなおせば少しはマシになるのだろうけど、本人の英語に対する興味がないため改善されることなく現在に至ります。
私のパートナーがネイティブの英語話者であっても、夫の方が私の残念な英語を理解するスキルを身につけてしまい、二人の会話は完璧に成り立っているのです。なのでパートナーがネイティブだからといって、なにもしなかったら、なにも身に付かないのです(なぜか自信満々w)。
<意識しなくても毎回聞く言葉は自然に覚えている>
話が変わりますが、パートナーはアフリカーンス語という、南アフリカの一部地域で話されるオランダ語に近い言語もネイティブとして話します。毎週土日の朝、夫は南アフリカに住む家族&兄弟と家族会議(といってもみんなごはん食べたり、ゲームしてたりほのぼのしている)をする事になっていて、そこでの会話はアフリカーンス語です。ヘッドフォンをして大声で話すので、確実に私の耳にも届くのです。
以前、英語から逃げ出すため(どんだけ英語が嫌いなのw)アフリカーンス語を趣味でかじっていた事があり、パートナーが話す時に理解できる単語や文が耳に入ってきます。現在はフランス語で忙しいため全く勉強はしていません。しかし年末に滞在したヴィシーのレストランで食事をしていた時、地元のおじいさんに話しかけられてフランス語を話そうと思った矢先、口から出てきたのはまさかのアフリカーンス語(゜ロ゜ノ)ナゼ!
とても驚いたのと同時に、この3ヶ月ほぼ毎日フランス語を勉強してきたのに、フランス語が瞬時にでてこないのかぁ(´д`ι)とプチ失望。もっと考えなくても出てくるように話すトレーニングをしないとなぁと思いました。 それと反対に、勉強をしてなくてもアフリカーンス語の響きや雰囲気が好きなので、自然に頭に残っていたのかなと、語学の面白さに魅了されている私です。
<勉強したフランス語の成果がでてきた・・?>
1日数時間ではありますが、フランス語を毎日勉強しているせいか、フランス語を読んだり、話したりするのが苦痛ではなくなってきて、むしろ楽しいと感じてきました。
少しづつですが、フランス語が理解できるようになるにつれ、自然に外に出るようになった気がします。(といってもここ最近だが)電車でフランス語の会話を盗み聞きしたり、パン屋さんでこれは何ですか?など聞いてみたり、スーパーで探している物を聞いたり。
パリの人たちは私がフランス語を話せないとわかると英語に切り替えてくれるので、フランス語が全くわからなかった時はストレスなく生活する事ができました。しかし少しずつフランス語が話したくなってきた今、なるべく英語が話せない(または話さない)人に話しかけるよう心がけています。
とくに年末に行った郊外のVichyでは若い人も英語を話せず(義務教育でたぶん英語の授業はあるのだろうけど、日本の学生みたいに会話するスキルがないような印象を受けた)フランス語オンリーという素晴らしい環境で、自分の頭にインプットしたフランス語をアウトプットする良い機会になりました。
ホテルの受付の人もフランス語オンリーなので、『いつ閉まるの?』『ドライヤーを借りたい』などまだ知らない単語もあり良い勉強になりました。やはり机ではなく言語は外で実践するのが一番の近道だなと感じます。私の下手なフランス語に付き合ってくれた受付の子に感謝(*^^*)
一方ヴィシーに住みたいと真剣に思うほど、パリでは英語が通じるのでフランス語を話す機会を探すのが難しいなぁと思います。(住むエリアにもよるのかな?)
<ある日のパリのスタバ>
パリに来てから行くカフェはほぼスタバなのですが、スタバは基本的にスタッフが英語を話せるので、英語でいつもオーダーしています。逆に下手くそなフランス語で話すと、定員さんも混乱してオーダーがめちゃめちゃになるので、フランス語を使うのはやめるようになりました(´д`ι)
先週オペラエリアで日本食を買いに行ったついでに、スタバに立ち寄った時のこと。いつものように列に並んでレジを見ていると、外国人らしき女の子が英語でオーダーしようとして話していましたが、店員さんは一切わからない様子で、Take away とEat inさえも理解できてないようでした。パリの中心地にあるスタバでそんな事があるんだー!と思ったと同時に、やっとフランス語で注文させてもらえる!(笑)とやる気がでてきました。
この日は新メニューのコーヒーを飲みたかったので、私に課せられた試練は新メニューのジャンルの名前と、ドリンクの名前を読んで伝えることでした。ドキドキしながらレジに立つと、案の定フランス語オンリーで話しかけてきた店員さん。回りの人がしているように挨拶して、ほしいドリンクを伝えます。その他の質問にもほぼ答えることができ、以前より自然にフランス語が口からでてきたなぁと、自分の成長を感じられてハッピーになりました(*´▽`*)。こんな小さな事ではありますが、私のフランス生活を楽しくさせてくれます。
<最後に>
語学学校に行っている人と比べたら、進歩は遅いかもしれないけれど嫌にならないよう自分の機嫌をとりながら、マイペースにフランス語の勉強をしています。今年も少しでも成長できて、色々な人に話しかけれる楽しいフランス生活にしたいと思うモモちゃずけであります。
長くなりましたが今年もよろしくお願いします。
★ヴィシーへの旅(列車編)★
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