【フランス自転車旅4日目③】
2022年9月13日(火)
現在地:Muides-sur-Loire(ミュイードシュルロワール)
天気: 曇りのち雷雨 18/31℃
距離:35km (Blois-Saint laurent Nouan)
フランスのトゥールからオルレアンまでLa loire á vélo(自転車道路)を走り5泊6日の自転車旅をしている。世界遺産であるロワール渓谷を走る自転車道では多くの古城を見ることができる。
ムナールのイタリアンレストランで新感覚なうどんパスタに感動し、これから本日の目的地のSaint-Laurent-Nouan(セントルーアンノーアン)の街へ向かう。
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13:00 Muides-sur-Loireの街
細い自転車道(というより歩道)に入っていく
左側にはロワール川。右側は森が広がり、その先には車道が走っている。
深い森に入るかと思いきや、メルヘンチックな開けた世界が広がる。色々な風景を見せてくれるロワール地方。
13:40 Saint-Laurent-Nouan(サンローランヌーアン)の街
旅の中で様々な村を見ていると、入った瞬間に『お、ここは歴史的な場所だな』と感じる事がある。辺りを見回すと史跡の案内掲示板があったりして心の中でガッツポーズをする私。
駅伝の中継地 Saint-Laurent-Nouan(サンローランヌーアン)
サンローランヌーアンの街は1464年から馬を各地に設置し、リレー形式で郵便物を届けるシステムが始まったそうだ。この街はパリ~ボルドー間の中継地として、汽車が出てくるまで活躍したとのこと。現在は小さな街で活気はないが数件のレストランとタバコショップがあった。
遠い未来、だれも自転車で旅をしなくなってLa loire à véloの自転車道も廃れてしまう日がくるのだろうか。いやきっと、ツールは違えど未来の乗り物でこのルートを旅しているにちがいない。
St.Aignan教会
14:00 la port du caverau(ガウロー港)
サンローランヌーアンの街を抜けた先の川沿いにガウロー港はあった。ガウロー港は1820年に建設され、砂や石・製粉などを運ぶ多くの船が往来していたとのこと。1850年頃、鉄道の発展により衰退し始め1908年最後の蒸気船が通過し幕を閉じた。当時から200年程建つが現在も建物や道路は変わっていない。
ガウロー港を通り過ぎ、川沿いをすすむ。
本日の宿の近くには原発がある。その原発が見えてきた。
14:30 宿に到着
本日の宿:Hotel de Verger
1泊の値段:€72
とてもおしゃれなホテルでチェックインまで時間を潰す。
あまりに疲れていたので、たまらずホテルの庭で休憩(恥さらし)
チェックインの時間になり中にはいる。フランス語オンリーの受付の怖いおじさんにおびえながらチェックインをする( ゚Д゚)コワッ
キッチンがまさかの工事中。。!食器類がひとつもない。
16:00 夕食を買いにスーパーへ
アンパッキングした後、周辺1キロ内にはお店がないため、自転車でスーパーにむかう。困ったときはスーパーU!郊外によくある大型スーパーだ。
レジ横にはノワール地方の特産物コーナーがあった。
アジアンコーナーは用がなくてもチェックする。韓国うどんがあるものの、インスタントラーメンはフランスのスーパーにはおいていない。
このような郊外の大型スーパーには、すぐに食べられる食品はあまり売っておらず、ベーカリーにも大家族用の10個入りクロワッサンなどが並ぶ。
今夜のアペロ(おつまみ&ドリンク)
最近覚えたアペロ。食前酒を指すそうで、おつまみと一緒に会話をたのしむフランスの食文化の一つらしい。当然お酒は飲めないので私のアペロはこれ。
先ほどスーパーの地域特産品で見つけたサブレ。サクほろっとしてシンプルな味付けだがとてもおいしい。
今夜の夕食
草。まじで草。草でサラミと生ハム・オリーブを包み食べる。
ふつうにおいしくて間食してしまった。(オリーブは持っていく)
明日の予定と天気
さて、周りは少しばかりの住宅地でとくに見どころはないので、この辺で寝ることにする。明日は最終地のルーアンに向けて走る。
しかし明日も雨予報。雨が長く続くなら、ここから10キロ程先の駅まで走り、ルーアンまで輪行するしかない。今回の自転車旅は天気との闘いだ。
毎回の事だが自転車旅は日に日に走るのが楽しくなってくるのだ。毎朝起きると体は疲れているが、朝の空気を吸い自転車に乗り始めた瞬間、一気にこれから始まる冒険に向けてわくわくして疲れが吹っ飛んでしまう。この感覚が明日も得られるように祈って(無宗教だが)就寝した。
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