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【フランス自転車旅3日目①】アンボワーズからブロワへ向かう

2022年9月12日(月)
現在地:Amboise(アンボワーズ)
天気: 快晴14/27℃
 
距離:46km(Ambois-Blois)

フランスのトゥールからオルレアンまでLa loire á véloという自転車道路を通って5泊6日の自転車旅をしている。現在はアンボワーズという街。今日はアンボワーズからブロワ(Blois)まで走る。


前回の投稿はこちらから↓




8:00 アンボワーズ出発

昨日は観光客でにぎわっていたが、朝は人がいなくて静かだ。

朝日がアンボワーズの街を照らす
朝は空気が澄んで一番綺麗だ。
対岸の街

アンボワーズ城 

城下町


8:20 ルートを見失う

清々しい気持ちで宿を出たのだが、ルート目印を見つけるも途中で見失ってしまった。La loire à VéloルートはGmapで出てこないので探すのが大変だったが、マップをなんとか見つけだした。

アンボワーズ城から昨日観光したクロリュセ城を過ぎ、坂を上がるルートだ。

 通常は、各コーナーに目印があるので迷うことはない

La loire à  vélo はフランスではじめて作られた自転車道で、平日でも多くのサイクリストとすれ違う。ルートは直線距離ではなく、観光地や歴史のあるものを見せてくれるルートになるので、遠回りする事が多々ある。

今回もアンボワーズの街を遠回りするルートだった為、少しショートカットして合流する事にした。

灰色が正規のルート


9:00 城下町で朝食

調べるのに時間がかかり、宿の近くで9時になってしまった。出発が遅れて気持ちが焦るが、ここは一旦落ち着いて朝食にすることにした。城下町のベーカリーへ向かう。

朝食にパンを買うお客さんでにぎわう。
髭男爵

城前の椅子でご飯を食べていると、ぞろぞろと大量の子供たちが通りすぎる。目があうとどの子も挨拶をしてくれたり、「ボナペティ♪(召し上がれ)」と大人な挨拶をしてくれる子もいて照れる30代の私(何故)

クロワッサンの中央の角の部分をパリっと取って食べるのが最近のブーム。

パリッパリのクロワッサンに濃厚なバターとチーズ、ハムが挟まったサンドイッチをほおばる。中からとろ~とチーズが垂れてくるので気を付けて。肌寒い朝はあったかいラテが最高。


9:30 アンボワーズを再出発

今回初めてLa loire a Veloのルートを外れたが、メイン道路には自転車用道路がなく車の往来が激しい。ただパリと違って郊外の人はみんな優しいので、道を譲ってくれる。

左側のロワール川を見る暇もないほどギリギリを走る
メイン道路はトラックなど大型車が多いい。


自転車道路に合流

やっとLa loire a Veloルートに合流。

車が通る事もあるけれど、自転車道路は気分が楽だ。景色も良い。



Chargeの街

Saint-Martin de Charge教会

この自転車道はサンディアゴ・デ・コンポンステーラの巡礼路の中の1つ『トゥールの道』にもなっている。ここから最終地の「サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂までの距離が書かれている。


10:00 ブドウの収穫

Chargeの街を出ると、広がるブドウ畑。ワイン用のブドウだ。フランス人にとっては欠かせない命の水。私にとっての命の水は醤油だ。

良い天気でよかった。午前中はヒヤッと少し冷えるが、自転車で漕いでいて丁度いい温度。


昨日ブドウ畑をみて、手作業で収穫するのは大変そうだなぁとパートナーと話していたが、現代はトラクターでガガガーと収穫するようだ。

細い所を運転する
木の枝は折らないように、トラクターの後ろにパタパタとドアがついていて木の枝を逃がす仕組みのようだ。収穫したブドウの粒がごろごろと、コンベルトに転がされて収納されていく。


モロコシ(タカキビ)畑。トウモロコシじゃないよ。インコのペットフードとしてよく利用されるらしい。グラノーラにもよく混ざっているらしい。


旅中の死

何処までも続く田舎道。このままずっと走っていたいなと感じる瞬間。

死に出会う。

車に引かれたのだろう。傷跡がなく寝ているような姿だった。苦しまなかった事を祈る。

前回の自転車旅中、ルートの道の端に写真付きのお墓が立てられていたことがある。地元の人がたまたまそこで亡くなったのか、私達みたいに旅中に亡くなったのか。

旅は冒険にあふれていて、日常生活より楽しくて気分が上がり普段より無理をしがちだから、いつも以上に体調に気を付けようと思った。



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