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【フランス自転車旅3日目③】オリーブとサラミとサンドイッチは太陽の味

2022年9月12日(月)
現在地:Chaumont sur Loire(ショーモンシュルロワール)
天気: 快晴14/27℃

距離:46km(Ambois-Blois)

フランスのトゥールからオルレアンまでLa loire á vélo(自転車道路)を走る5泊6日の自転車旅をしている。世界遺産のロワール渓谷にそってルートが作られており、道中ではたくさんの古城を見ることができるルートだ。

今日はアンボワーズからブロワ(Blois)まで走る。現在はChaumont-sur-Loire(ショーモンシュルロワール)という街で、ドンキホーテのようなお店でサンドイッチを購入した。

前回の記事はこちら↓


12:00

お昼を食べる場所を探す。

こういう時に限って何もない
人間に負けないぞ。と主張する力強い木の根が道を歪ませる。


12:30 昼食

待ちにまった昼食だ!この瞬間が自転車旅で一番たのしい( *´艸`)

フランス版ドンキホーテでテイクアウトしたサンドイッチとサラミ。

口のなかが切れるぐらい鋭いバケットにハムとマヨネーズ。ハムの塩気は弱めで、前日にマーケットで買った塩気のあるオリーブと一緒に食べると最高だ。さらにサラミを追加して肉の味を楽しむ。口いっぱいに広がる油がたまらない。

外で食べるとより一層おいしい。


新しい世界を見ながら自転車をこいで、エネルギーを使って、太陽の下でおいしくご飯を食べる。

フランスの田舎を旅していると自販機もコンビニもないし物が手に入りにくいが、日本では感じられないこの不便さが物や人への有難みを感じさせてくれる。

毎日新鮮で、幸せで、心が元気になっていく自転車旅の楽しさを知ったら、普通の旅行ができなくなる。。(のが悩み)

旅をしていると色々なものが洗礼されていくのか、ふと横を見ると僧侶がいた(笑)


各所にあるLa loire a Veloの地図と見どころ





13:00 Cande sur Beuvron(カンデシュルブーヴロン)の街

ランチをして森を抜けると街に着いた。気温気温26℃。日本に比べたら暑くはないが、太陽が強い。長袖のスポーツウェアをもってきて正解だ。

右のフラッグはユネスコの旗。なにが登録されたのだろう。
ロワール川から外れたブーヴロン川を渡って街に入る。

Saint-Bienheure教会

少し中に入ってみたけど、古い懐かしい匂いがした。


目印に使われていたのかなと思う大木。いつからあるんだろう。
お墓だった。手前はかなり古そうで怖い。


砂の道

街を出ると、しばらく砂の道が続く。
水の準備があってよかった。初めての自転車旅での脱水症状の悪夢を思い出す(-_-;)

暑い。日本のジメジメも嫌だけど、乾燥したカラカラもつらい。。肌の水分をもっていかないでほしい。

でもやっぱりジメジメは嫌い。

暑くてコーンも枯れている。

風が吹くとカラカラ音を出す。


13:30 謎のお屋敷

次のChaillesという街に向かう最中、トライアングルの広場で突如現れたお屋敷。建物自体はメンテナンスされている様だが、正門が何処か朽ち果てて怖い。

ホーンテッドマンション感が出ている。

気になったのでGmapで探すも名前がないお屋敷。。星印が今いるところ。

マップ上から見るとここが正門だということがわかる。土地のほとんどが森だ。
一体森で何が行われていて、どんな人が住んでいるのか。

驚くことにこの館の敷地面積が広いのなんの。周辺の畑なんかよりも広い。

館の塀が何処までも続く。それなりに有名なはずなのに名前がないのは何故。。気になる。。

なんどもお屋敷を振り返りながら先にすすむ。
またまたコーン畑を抜ける。

かろうじて息のあるコーンが。。がんばれぇ。


14:00 Chaillesの街

目的地のブロワに向けて、少しずつ街のサイズが大きくなってきている。
だだっ広い公園らしき広場にでる。写真だと見えにくいが公園には電線付きのバリヤードが張り巡られており、芝生に入れないようになっている。

一体何を飼っているのだろう。周りを見回すも見当たらない。

木の下に団子が転がっている。。

 羊ちゃんでした。
こんなに壮大な野原があるのに、一つに固まって土地の無駄遣いをしている。羊ちゃん。

暑そうだな、おい。


ブロワまであと少し。

コーン畑に飽きてきた。

自転車旅あるあるなのだが、目的地直前が一番しんどい。気が抜けるせいか一気に疲れが押し寄せてくる。私だけ?

何もない一本道がつらい。


川沿いの土手を上がるとブロワの街が見えてきた。想像よりも大きい街で、中心地までまだ距離がある。

ブロワ城


14:45 Blois(ブロワ)に到着

中央が高くなっているジャック・ガブリエル橋とBois Cathedral教会

1716年の洪水によって橋が流され、現在の橋は1724年に建築家ジャックガブリエルによってに建設されたそうだ。

橋を渡りブロアの街へ入る

サンティアゴ・デ・コンポステーラの古道のひとつ『トゥールの道』としても使われている。


橋の近くにこんなものがあった。
La loire a Veloのルートにはよく自転車整備コーナーがある。こちらは自転車に必要なすべてのツールが揃っている。もちろん自動空気入れ付。

ここでタイミングよく自転車が故障したサイクリストにはラッキーだ。


橋を渡り街へはいる。
 丘に沿ってたてられている数々の建物は、波のようにこちらに押し寄せてくるようで、威厳がある。

魔女の宅急便でみた風景だ。
タン・タッ・タ・タラランって音楽に乗ってキキが飛んでこないかな。

ブロワ城に向かってなだらかな坂を上がる。

アイスラテを探していたが、シャーベットジュースを見つけたので早速購入。

ゆるいシャーベット状になっていて熱を持った体を冷やしてくれる。今日の天気には必要な飲み物。

お昼に購入したサラミをかじって、コーラシャーベットをくいっと飲む。最高のおつまみだぜ(お酒飲めない)。


Escalier Denis Papin(デニス・パパンの階段)

坂の突き当りには巨大なアートが。近くでみると階段だった。
坂上と坂下の街の交通をよくするため、1865年から3年かけて作られたデニス・パパンの階段。当初は噴水付き階段が計画されていたが、今の階段をみると噴水は作れなかったらしい。半年ごとに階段のアートが変わるらしく、同じものは見られないらしい。

過去の作品にはもナリザやミッキーマウス、ロワール渓谷など街を彩る。


角を曲がるとブロワ城が見えてきた。


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