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【フランス自転車旅】フォンテーヌブローからパリへ

 パリからフォンテーヌブローへの自転車旅が無事に終わり、2泊してパリに戻る事にしました。雨予報だったので、フォンテーヌブローから自転車をのせてパリに帰る予定でしたが、当日は晴れていたので15キロ先のムランまで自転車でいき、そこから輪行してRER(高速郊外鉄道)でパリに向かうことにしました。


【フォンテーヌブローからムラン】


朝起きて外をみると、雨が降っていたみたいで地面が少し濡れていた。8時頃チェックインを済ませて外へ出ると晴れていて、森を抜けた先にあるムランまで向かうことにした。

パリからフォンテーヌブローに来たときに通ったルート(D607)ではなく、一本隣のムランという街に向かうルート(D606)を使う事にした。

 フォンテーヌブローの中心地を離れ10分程で街のはずれに着いた。

 少しずつ民家も減ってきて自然が広がり、なだらかな坂に入った。

 街の名前がかかれている看板に斜線が入っているのは、ここでフォンテーヌブローの街が終わる。という意味らしい。(gマップでみるとまだ続いていたが)そして雨がパラパラと降ってきた。

 長い坂は、うねるようにどこまでも続いていく。予報より早く雨が降ってきて、たまらず日本のセブンイレブンで買った雨具を着ることにした。

素晴らしい スムースな道路

 雨で寒かったがレインコートの帽子が回りの音や空気をシャットダウンして、狭い個室にいるような気分になる。辺りは車も少なく、遠くで雨が木々にあたる音が聞こえる。

服は濡れて寒くて居心地が悪いはずなのに、静かな森の中を集中して走るのが何故か心地よかった。しばらくして雨が止んできた。

看板が見えてきた。ムランまでもう少し。


 

【ムランの街】


フォンテーヌブローから10キロ。長い丘を越えてムランに着いた。

可愛らしい家が売りに出されてた。
 この辺りの信号機は丸くて可愛い。

 時刻は11時前。宿をでてから何も食べていなかったので、休憩と服を乾かすためレストランを探す。

やはりここにもあった。マクドナルド(笑)

郊外のマックは広くていい。

自転車にカッパを干して店内に入る。休日の朝なので店内は人が少ない。

暖かい暖房が体にしみる。

いつもの朝食メニューに、ナゲットを追加。

 オーダーが入ってから作ってくれて、ポテトとナゲットは外側ザックリ中はしっとり。熱すぎるマフィンを頬張り、熱いコーヒーで体が暖まっった。

1時間ほどゆっくりしていたら、いつの間にか洋服は乾いていた。これから雨がまた降りそうなので電車でパリに帰る事になった。

調べたらあと20分後にパリ行きの電車がくるので、ちょっと急いで駅向けて出発。

 ムラン駅周辺。やはり雨が降っていないほうが走りやすい。


【Gare de Melun ムラン駅】

高速郊外鉄道(RER)のムラン駅に到着。

 <フランス 自転車の持ち込み事情>
 私はまだフランス初心者なので確実ではないが、ほとんどのRER電車は自転車の持ち込みは大丈夫そうだ。RERはフランス郊外に行くときに主に使用され、パリ市内を走るメトロより大きめのサイズだ。(地域にもよるが)自転車を停められる専用車両が一番端にあったり、各車両に自転車が置けるスペースがあったり、行き先や地域によって電車の種類は変わる。

ちなみにRERはパリ市内のセーヌ川沿いを走っており、よく使用するのだが自転車専用車両はないものの、無理やり載せている人を見かけ駅のスタッフに聞いたところ『載せて大丈夫だよ』との事。ただし、一人の駅のスタッフに聞いただけなので、確実にオッケーかは正直わからない。改札口は狭いので持ち上げて無理やりのせる必要がある。


<狭い改札を通って電車に乗り込む>
入口の券売機でパリいきのチケットを購入。パリ行きの電車が到着するアナウンスが聞こえてきた!細い改札口を自転車をなんとか持ち上げ通過する。

自転車を肩に載せ持ち上げてホームを駆け上がる。電車は数分停車しているようだ。急いで自転車が載せられる一番端の車両へ向かう。

途中駅員さんがいたので自転車を載せられるか聞いた。自転車が置ける車両がクローズ?とのことで、どこでもいいから載せちゃって!と言われ狭い場所に無理やり載せてしまった。

 出入口を完全に塞いでる私達のチャリ(;´д`)

  昔ロードバイクを成田空港まで輪行したとき、山手線で乗客に迷惑がられた(一番端の車両に乗せたのに)記憶が蘇り、誰かに文句を言われそうだなー(´д`ι)と心配していた。

しかし誰ひとりそんな事をいう人はおらず下車する時はこの自転車のせいで、降りる人でぎゅうぎゅうだったのだが(笑)むしろ手伝ってくれる人もいたほど、みんな親切だった(´∀`*)

ムランからパリまでは1時間ちょっとかかるので車両を散策。

<自転車専用車両>
 一番最後の車両の端に自転車が停められるスペースがあった。先客がいたので駅のスタッフは閉まっているといったのかな?最大4台まで入る。

 

黄色のバイクのような装備がしたい。聞いたらバッグはウォータープルーフで今日のような雨でも心配なく走行可能だ。うらやましい。彼らとはパリ市内まで一緒のルートだった。いきなり話しかけてもフランスの人はフレンドリーだ。

<広すぎるトイレ>

丸い扉をスライドさせると無駄に広いキレイなトイレだった。


パリ市内では電車は地下鉄がメインなので、地上を走るRER鉄道は郊外の景色が見れて楽しい。あっというまにParis  Gare De Lyon(パリ・リヨン駅)に着いた。乗客に助けてもらいながら狭い出口を出る。

自転車車両の出入口は広かった。


【Gare De Lyon】
 パリ・リヨン駅に初めてきたけれど、かなり大きな駅だ。

スタバもある。
ここから南部やその他郊外に行く事ができる。


<リヨン駅からエッフェル塔へ>
雨が止んでたので今回のゴールであるエッフェル塔まで自転車で向かう。

 ルーブル美術館やコンコルド広場など込み合う場所は、地下自転車道があり込み合うことなくすいすい行くことができる。

今までパリ市内を自転車で走ることはあまりなかったが、今回リヨン駅からエッフェル塔までセーヌ川沿いをはしってみたら、色々な観光名所を見ることが出来て楽しかった。


ゴールのエッフェル塔。無事に自転車の旅を終える事が出来た。

長くなったフォンテーヌブローへの自転車旅もやっと終わることが出来た(笑)今回フランス郊外を自転車で走ったが、一部自転車道がないところもあったが、ほぼちゃんとした自転車道を走ることができて、とても快適な旅であった。フランスは現在、冬真っ只中で自転車は使ってないが、また春になったら郊外へ走りに行こうと思う。

大変見にくい地図であったが、数人でも見てくれる人がいてとても感謝しています。フランスはパリに目がいきがちだが、フランス郊外の景色や街並みはともきれいで、今後も紹介できたらいいなと思う。



★パリからフォンテーヌブロー★


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