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【2022年 南アフリカ里帰り④】ケープタウンのお城 キャッスル・オブ・グッド・ホープ

 今日はケープタウン中心街を見て歩くことにしました。
久しぶりの南アフリカなので、平和ボケして貴重品を盗まれないように気を付けるのが大変です。

バックは外から見えないない様に服の内側に掛けておく事にした。





今回はケープタウンお城でもあり要塞でもある『キャッスル・オブ・グット・ホープ』を見学することにします。

 お城から見える見事なテーブルマウンテン。


ケープタウンの歴史

キャッスル・オブ・グット・ホープはかなり古い建物らしい。と聞いていたけど、どのくらい古いのか、そもそもケープタウンはいつから始まったのか気になったので軽く調べて見ました。気にならない人は飛ばしちゃって下さい(´Д`)

最古の民族であるコイ族とサン族が南アフリカ(他アフリカ大陸)で暮らしていた。
1488年 ポルトガルの航海者バルトロメウ・ディアスがケープタウンの最南端にある喜望峰を発見。
1497年 ヴァスコ・ダ・ガマが世界一周の際、ケープタウンに立ち寄る。
1652年 貿易会社 オランダ東インド会社のヤン・ファン・リーベックがケープタウンに上陸。
1666年 オランダ東インド会社総督の居城キャッスル・オブ・グット・ ホープの建築を開始する。
17世紀 白人による入植が始まる。この時オランダ系民族のボーア人も大量に入植した。
1803年 オランダの植民地となる。
1814年 イギリスの植民地となる。
 オランダ系民族ボーア人とイギリスによる植民地争い『ボーア戦争』がはじまる。(そのときボーア人指揮官にポール・クルーガーがいる。のちに彼を記念し南アフリカ最大のサファリをクルーガー国立公園としたそうだ。)
1899年  第二次ボーア戦争が始まる。
1948年 アパルトヘイト政策が始まる。
1961年 イギリスから離脱し共和国となる。
1991年 アパルトヘイトの撤廃

  歴史をみるとオランダとイギリスの基盤の上に、現在の南アフリカ共和国があるようです。その為、南アフリカにはイギリスのような制服指定の学校が多かったり、オランダ語の一部を使った言語アフリカーンス語があったり、南アフリカらしさというより様々な国の文化が要り混ざっているのが南アフリカなのですね。

キャッスル・オブ・グット・ホープ

1666年から14年掛けて作り上げた、南アフリカに現存する最古のお城。オランダ人が居城として建てたのが始まりで、現在は陸軍指令部として使われていて、一部を陸海軍博物館として開放しています。

お城はケープタウン市役所の隣にあります。日本のような背の高い建物ではないので、パッと見なんだかわからない感じ。。

外側にはお堀があり、現在も水がはっています。

入り口にはシーサー?と大砲が置かれています。

オランダ人が建てたのになんだかアジアっぽい雰囲気。
門番になった気持ち。。風通り0でした。

 入り口にて入場料50R(約 円)を支払います。

 入り口を抜けるとすぐに中庭が広がり、そこから見えるテーブルマウンテンがお城をさらに引き立てています。

入口を抜けると正面にポーチが見えます。当時そこから広場に集まった市民や、奴隷に向けて演説をおこなったとの事です。当時の人たちはどのような気持ちで演説を聞いて、そこから見えるテーブルマウンテンを見ていたのでしょう。(すぐに当時の状況を想像してしまう悪い癖(-_-;))

1日数回ガイドによる案内があるそうですが、時間が合わなかったので断念。お城はかなり複雑な造りになっているから、ガイド案内に着いていった方が色んなものを見れた気がする。。


 陸海軍博物館

 すぐに陸海軍博物館の入り口があったので、入ってみる事にします。(無料)

当時のヨーロッパ~インド間の航路地図がありました。
絵で見てわかるように、確かにケープタウンはいい場所にありますね。

 先住民とオランダ人との戦い。テーブルマウンテンなどの山々は歴史の移り変わりを全て見ていたことでしょう。しみじみ。。


<領土争いの後、生まれた子孫の今>

 南アフリカで戦っていた当時のイギリス軍。

 ヒョウの毛皮を取り入れた制服。

当時のオランダ軍の人形と、イギリスとオランダの血が入った子孫2人。

もしゃもしゃの赤ひげヴァイキングの血も入っているオランダの血は、何世代も超えて現在のパートナーの髭に繋がっている。 歴史があるから彼らはここにいる事に奇跡を感じてしまいます。



最初は4角形だったキャッスル・オブ・グット・ホープ

その後、領土を海沿いまで広め5角形となった。守備、攻撃ともにレベルがあがった。

 
博物館を後にして、城内を歩きます。建物を遠目からみると高いと感じなかったけど、実際に中を歩くと建物は3階建ての高さぐらいありました。

怪しい扉を発見。最近YOUTUBEで心霊系の動画を見るので結構びびる私。でも見たいのでパートナーに着いていく。

 絶対何人かの霊がいると思ったから、お騒がせしますと一言。


 当時は城内に住居や礼拝堂、ワインセラーなどあったそうです。
現在の城内には博物館の他にレストランが数件ありました。

 脇道を見つけたので進んでいきます。それにしても人がいない(;´д`)

階段を上がると、周りを見渡せる広場に出ました。


攻撃力が高そうな5角形の要塞

 五角形のお城の先端は小さな広場になっていて、そこから敵を大砲で攻撃していたようです。先端のお陰で90度以上見渡せるので、これは素晴らしい要塞だと、ここに立ってみて気がつきました。

でも上から降ってくる攻撃にはどう対処していたのだろう。。鉄砲がメインだとしたら、ここまで届かないかな?


暑くてたまらないので(笑)出口(入り口)に向かいます。夏の終わりでも帽子は必須です。

 今回はケープタウンのお城『キャッスル・オブ・グット・ホープ』とケープタウンの歴史を軽~くご紹介しました。



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