【フランスの列車】温泉の街 Vichyへ
2022年の年越しは、パリで盛大に年越し、、、ではなく( ̄▽ ̄;)
フランスの温泉地であるVichyという街で過ごしました。今回はパリからヴィシーへの交通編です。
【ヴィシーの歴史】
ヴィシーはフランスの中央に位置するオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏(オーヴェルニュ地域)にある温泉保養地。主治医に勧められヴィシーに通ったナポレオン三世によって街が整備され、ホテル・カジノ・
オペラ劇場などの娯楽施設が建ち19世紀初期には多くの人が体を癒しに(治療も含む)ヴィシーにきたという。古くから温泉水が湧き出ており、6つの源泉が飲料可能だそうだ。
2021年にはヨーロッパの偉大な温泉郷の一つとしてヴィシーが世界文化遺産として登録されたそうで、街中にはヴィシーの歴史を説明する看板がちらほら見ることができた。
ちなみに第二次世界大戦中の1940~1944年には首都がパリからヴィシーに移された歴史がある。
【地方へと繋がるパリの国鉄駅】
パリには各地方へ繋がる7つの国鉄駅があり、目的地によって使用する駅が異なる。隣国に向かう国際列車もあり、場合によっては飛行機より列車のほうが便利で速そうだ。
【パリからヴィシー】
パリからヴィシーは400キロほど。東京ー名古屋の先ぐらいの距離だ。
パリにある、フランス中央部へ走る長距離列車駅のベルシー駅からヴィシーまでは特急電車で約3時間。一人往復76ユーロ(9700円ぐらい)だった。
日本では同じ距離だと格安バスで往復5000円ちょっと?で行けるので、フランスの長距離移動のが高め。ただバスより早く、新幹線より安いので移動のストレスは日本の長距離バスよりは軽いと思う。(私達が知らないだけで、他にもっと安いものがあるかもしれないが)
まずオーステルリッツ駅で下車し、そこから徒歩でベルシー駅(Gare de Bercy)へ向かう。
近いと思っていたが10分ぐらい歩いた。荷物が大きかったらバスで行った方が楽だろう。
ベルシー駅に到着。
【フランスの長距離列車とペット】
フランスの鉄道にはいくつか種類があり、列車の質も普通~上級とさまざまだ。前回乗ったオルレアン行きの列車はとても新しくて乗り心地もよかった(´Д`)列車によって予約の有無が異なるのであらかじめ調べておいた方がよさそうだ。
ちなみに帰りの電車でパリに着いたとき、乗っていた乗客の中に複数のワンコを目撃した。小さめのワンコはキャリーケースに入っていたが、ケージを持っていない大型犬もいて驚いた(U´・ェ・)。トイレとかどうしたんだろう。。とフランスのペットの優先順位が高いのに驚く私である。
さて、今回はアンテルシテ(Intercités)という長距離列車に乗って行くことになった。1等2等車両があり2等車をネットで予約。
<1等車両>
車両中央には向かい合う席があったので確保。
こちらは大家族用。
電車が走り出すと、ノートを広げ作業をしている子供たちがちらほらいた。冬休みの宿題でもやっているのだろうか。感心感心。
各車両の間にあるトイレはなんと男女別。ドアに男女のマークが書いてあるので間違えないようにしよう。
<2等車両>
途中、チケットが座席指定だということに気がつき指定の番号へ移動。どうやら私達が確保した車両は1等車両だった。2等車両はかなり遠く急いで移動する。
2等車両。少し狭く感じるが、まぁまぁいい座り心地だ。
席の頭上には上下に2つの収納棚があり、大きい棚は小型のスーツケースなどバッグ類、小さい棚にはジャケットを丸めて入れることができた。
<列車によって変わる充電スタイル>
以前のったオルレアン行き列車は新しい列車だったようで、直接USBを差して充電出来たのだが、こちらの列車はちょっと古いせいかフランスのプラグ用だった。
12月29日の夕方に出発したのだが、車両は9割程埋まっていた。旅行かな?里帰りかな?
出発して1時間ほどすると外はもう暗くなり景色が見えないので、タブレットでブログを書いたり、Switchをしたりしてすごす。
【 ヴィシー駅 Gare de Vichy】
3時間程してヴィシーへ到着。
駅構内には充電できる椅子とテーブル、そしてパブリックピアノが置いてあった。ちなみにトイレは有料(指定コインのみ)だったが閉まっていた。トイレは電車で済ませておくのが良いだろう(;´д`)フランスって必要な場所にトイレはあるのだが開いている確率が低い気がする。
ヴィシーに着いたのは夜7時ごろ。真っ暗で人も少ない。
駅にはコンビニがあり、コーヒーやパンが売られていた。
さて私達が泊まるホテルはここから10分ほど先にある温泉地区。
暗くなったヴィシーのメインストリートを歩いて向かう。
次回へ。。
おまけ。。
【南アフリカ・ケープタウンの電車編】
興味ある人がいるかわからないが、南アフリカ・ケープタウンのローカル電車(豪華寝台列車を除く)について書こうと思う。ガイドブックにも書いてあるが、旅行者の電車使用は危険なのでおすすめしない。なにがどう危険なのか。車両に入ったら刺されるというわけではなく、普通にスリが多かったり、たまにあるストライキに巻き込まれたりというレベル。ただし、旅行客は目立つので(とくにアジア人)地元の人よりもターゲットになりやすいので、地元の人より危険度は上がると思う。乗客の殆どは英語ではなく各民族語を話すので、なにか起きた場合英語しかわからない旅行者は事態が把握できず逃げ遅れることもあると思う。私はたまにしか乗らなかったが、いつでも逃げれるように運動靴をはくようにしていた(笑)
落書きだらけで窓がない車両も多くあり、夏は風がはいり涼しい。椅子が破れていたり、写真の様に引き裂かれたりして座り心地は良くない。
ケープタウン駅の乗車客は9割が黒人・カラードの人たちで僅かに白人がいる程度。アジア人が電車に乗っているのは見たことがないし、親子連れにも会ったことがない。通勤客が多いラッシュ時は比較的安心してのれるが、かなり混む。
ケープタウン駅にはいくつもホームがあり、通勤などで皆電車を待っているが、どのホームにどの電車が到着するか決まってないようで(電光掲示板はあまり正確でない)電車が到着したとたん、大勢がそこに向かって大移動する事がよくある。乗る前に必ず私服の運転手に確認して乗り込む。
列車にもよるが、お金をさらにはらうと一等車両に乗ることができたりする。
と、南アフリカのローカル電車編でした。
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