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『天地開闢』神社巡りが100倍楽しくなる古事記の話①【歴史の扉#4】

歴史の扉へようこそ!こんにちは。旅人です。

さて、今回からいよいよ古事記の話に突入します!

この連載は、古事記のストーリーをたどりながら、そこに登場する神々にまつわる神社にふれることで、メジャーな神社の御祭神について知ろう、という企画です。

記紀に登場しない神様については、前回の記事で大まかに触れていますので、未読の方はぜひご一読ください。

今回は宇宙創生から伊弉諾尊・伊弉冉尊誕生までの天地開闢(かいびゃく)についてです。ぜひ最後までご覧ください!

0.あらすじ

今回の記事を本当にざっくり書くとこんな感じです。

が、これでは消化不良でしょうから、詳しく書いていきます。

1.3つの世界

古事記を理解するうえで、まず理解しておくべきなのは、古事記の世界の構成についてです。

高天原(たかまがはら):天上界

葦原中国(あしはらのなかつくに):地上界

黄泉国(よみのくに)/根之堅州国(ねのかたすくに):死者の世界

という3つの世界で構成されます。連載を読んでいてよくわからなくなったらここへ戻って来ましょう。

2.古事記最初の神

そして、高天原に古事記で初めての神、つまり日本初の神が登場します。それが、

天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)

です。

宇宙の中心の神で、北極星の神格化:妙見菩薩(みょうけんぼさつ)や、星の動きをもとに吉凶を占う陰陽道(おんみょうどう)などとかかわりの深い神です。

3.造化の三神

そして、次に

高御産巣日神(タカミムスヒノカミ)

神産巣日神(カミムスヒノカミ)

が誕生し、三柱の神を合わせて、

造化の三神(ぞうかのさんしん)

と言います。

4.別天津神

この三神の次に二柱の神が生まれます。

この合計五柱の神々を、世界の始まりの時に出現した特別な神

別天津神(ことあまつかみ)

と称します。ちなみにこれらの神々に性別はありません。

5.伊弉諾尊・伊弉冉尊の誕生

その後、

国之常立神(クニノトコタチノカミ)

豊雲野神(トヨクモノノカミ)

という二柱の性別がない神が生まれ、その後、5組10柱の男女神が次々に生まれます。


その最後に生まれた神こそ、古事記の最初の主人公

伊弉諾尊(イザナギノミコト)

伊弉冉尊(イザナミノミコト)

です。

この国之常立神、豊雲野神と5組10柱の男女神を合わせて

神代七代(かみよななよ)

といいます。

6.まとめ

いかがでしたか。宇宙の創造からイザナギ・イザナミの誕生までだけでも結構なボリュームになりましたね。この連載、最後までもつかな😅

どうしても、古事記序盤の話は色んな神が登場だけしてすぐに消えてしまうため、物語というより説明書のようになってしまうので、面白く書きにくいのですが、分かりやすく書けていれば幸いです😌

モチベーション維持のためにも、ぜひ次回以降も読んでいただけると嬉しいです!感想もいただけると、泣いて喜びます(笑)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!次回はイザナギ・イザナミ夫婦の子づくりから壮絶な夫婦喧嘩までを描いていきます!

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