【要注意】テストを何のためにするのか
普段の学校でも休校明けでも大切なことですが、休校があった学校では、特に大切なことになってくるのではないかと思い、今回、記事にしようと思います。
学校でテストをやらせている先生はおそらく多くいると思うのですが、
そのテスト、いったい何のために行っているのでしょうか。
・やるのが当たり前だと思っていた
・学年の先生がみんなやるから
・子どもの成績をつけるため
等々色々な理由が絡み合っていると思います。
個人的には、
子どものためにならないのであれば、テストは行うべきではないと思うのです。
もしも、評価のためだけに行っているもしくは、子どもが何のためにやるのか分かっていないのであれば、それは要注意だと思います。
休校明けに、たまっている学習内容の分のテストをサクサクやらせるというようなことは、なるべく避けたい所です。
せっかく休校明けの授業やみんなとの楽しい時間の多くを何のためにやるのか実感のないテストのために割かれるようなことがあってはとても良いこととは言えないと思います。
ですから、テストをなぜ行うのかについて子どもたちの発達に合わせてしっかりと説明をしておくべきだと私は思います。
説明をするとこじつけをしているようだと感じる方もいるかもしれませんが、大切なのは、子どもたちがどういう気持ちとモチベーションでテストに臨むかということなのではないかと私は考えています。なので、子どもたちが納得のいく理由を説明することが必要だと思います。
例えば、
「テストを定期的にするのは、学習したことをまとめて振り返る機会を作ることになるからです。また、テストでどれくらい身に付けることができたかの大体を皆さんも先生もしることができるので、勉強の良い参考になります。」
といったことや上記のことに合わせて
「定期的に勉強したことを少しずつ振り返ると学んだことを忘れにくくなります。ですからテストをするのは、その一環です。」
といったことを伝えてあげるのもよいかもしれません。
年齢によっては、エビングハウスの忘却曲線等を簡単に説明して復習のアドバイスをしてあげるのも学習の内容を保持するために自主的に学ぶ原動力になることがあると思います。
上の「」では、当たり前のことを述べていますが、先ほども書いたとおり、
子どもがなぜやるのか、どういう気持ちでやるのかが大切だと思います。
今後、自分の教えた子どもたちが、テストは先生たちの評価のために嫌々やらされるものではなく、自分達の学習内容の振り返りのために、前向きにやるものというイメージももっておいてほしいと思うのです。
極端な話を言えば、成績や評価は、日々の授業などを通して付けることが可能です。そのことも踏まえて子どもに話をするとより説得力が増す場合もあると思います。
テストをやらせるためというより、なぜやるのかを子どもも先生も理解した上で、通例にとらわれすぎない、柔軟な思考や対応をしていけるようにしたいと思っています。
今回もお読みいただきありがとうございました。
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