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【学級経営】競争について


学級を経営していく上で、競争について意識していくことはとても大切な事なのではないかと思います。

他者と競争をすると結果に対して上下の関係が生まれてしまうことがあります。

教室の中では、互いに協力しあっていくことに力を入れてやっていきたいところですが、運動会等の学校行事をはじめ、意識しても、どうしてもそうした場面に出くわしてしまうことがあるのではないでしょうか。

世の中では、競争の原理が強く働いているように私は感じています。

他より優れたものを開発しよう、他よりも優れた結果を出そう、そうした考えが発展につながるため、競争も悪い面ばかりではないとは思います。

しかし、教室の中に上下関係が生まれてしまうのはあまり好ましく状態とは言えないと私は思います。

ですから、競争のメリットやデメリットをしっかりと把握した上で学級経営に反映させていく必要があるように思います。

私がよく子どもたちに話す競争について、簡単にここに書いておきたいと思います。

私は、子どもたちに「今の自分や過去の自分」と勝負しようと話をしています。

他者と競争するのではなく、常に自分と勝負するように考えてみようということです。

走るのが苦手な人が運動会で自分と勝負する。

そのために、過去に自分より早く走れるように努力するようにする。

そして、周りも力を合わせて自分の走力や頑張っている友達の走力を伸ばすようにする。

このように「自分」と競争すると、競争も協力に繋げられるような良い方向にいくのではないでしょうか。

他者と比べすぎると足りないものにずっと目が向きがちです。

しかし、

自分とならば、自分を高める方向に目を向けやすくなると私は思っています。

運動だけではなく、勉強でも同じようなことが可能だと思います。

学級経営をしていく上で、競争至上主義のような考えで、運営していくのではなく、競争のメリット(よりよい結果を目指す)というものを上手く生かしていけるようにする。競争至上主義ではなく、協力至上主義(造語ですが)で、高め合っていく雰囲気をクラスの中や子どもの中に培っていくことが大切だと常々思っています。

みなさんはどうでしょうか。

学級がスタートする前に、今一度、競争の生かし方について改めて考えてみると面白いと思います。

お読みいただきありがとうございました。




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