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今できる生徒指導準備① 授業の忘れ物

今、時間のあるうちに生徒指導の準備をしておいた方が良いと思いましたので、いくつか記事にまとめていきたいと思います。

今回は、授業の忘れ物対策です。

授業の忘れ物はいくつか考えられますので、それぞれに私がしている対策をご紹介します。

私は、基本シェアするという精神が強いため、そちらよりの考えになっていると思いますが、ご了承ください。

これは個人的な意見ですが、忘れ物をくどくど指導しても、あまり良い結果にならないことが多いです。

当然必要な指導は行いますが、それ以上に忘れ物があったという機会をシェアや助け合いの精神を学ぶための指導の機会にしてしまうのがポイントではないかと思います。

そのことを踏まえて以下の対応を読んでいただければと思います。


①教科書忘れ

教科書は、予備の教科書が各教室に1冊あると思います。

それでは足りないことが予想されます。

そのため、忘れが複数いた場合は、見せ合うように指導するようにします。

例えば、

「教科書を忘れてしまった人が1人なら教室のものを貸す、複数いた場合は、近くの心優しい人が見せて助けてあげる。見せてもらった人は、しっかりお礼をする」といった内容のことを小さい掲示物として作っておきます。

先に、どのようにすればよいか教えておいてあげれば、対応がスムーズになりますし、子どもたちもどうしたら良いか分かります。

教科書がないことが目下の問題となりますので、忘れたことを指導するのも大切ですが、ないことに対応する目安をしっかりとわかるようにしておいてあげましょう。

困ったら助け合うという雰囲気もできるので、オススメです。

②ノート忘れ

ノートは、使う予定のものをまとめて印刷してしまい、配れるようにしておきましょう。

国語以外は、大体同じマス目のものを使用していることが多いと思いますので、国語+その他のノートの2種類を印刷しておきます。

忘れた人には、それをあげましょう。

好きで忘れる人はいないので、忘れた人に優しいシステムを心掛けたいと思っています。

また、新しいノートをすぐに用意できない場合にも簡単に対応できたり、計算用の紙やちょっとしたメモに使ったりできるので、こちらもオススメです。

③筆記用具忘れ

筆記用具は、もう思い切って忘れた人用のセットをいくつも用意しておくと良いと思います。

忘れた人用の筆箱をつくってしまいましょう。

いらない筆箱にいれてもいいですし、何か適当な小さい箱にでもいれておいてあげればOKだと思います。

4~5セットあれば、基本的に大丈夫だと思いますので、今のうちにご準備いただくとのちのち便利です。

いちいち準備もしないため、時間の短縮にもなりますし、互いの精神衛生上にも良いと思います。

④はさみやのり等の道具系忘れ

最後に文房具についてです。

こちらも筆箱同様スペアを4~5個用意しておきましょう。

それで事足りることがほとんどです。

消耗品をシェアさせてもいいのですが、友達に良く借りてしまうなんて子がいると些細なストレスが蓄積していってしまうことがしばしばあります。

ですので、特にのりなどはしっかり準備をしておいて、忘れた人や用意できない人にも、ちゃんと持ってきている人にも優しい環境づくりを今のうちにしておきましょう。

・まとめ

基本的に忘れ物があったら、シェアや助け合いの精神を伸ばすチャンスと捉えましょう。

円滑な指導のために、予備を準備したり、教室の在庫を明確にしたりしておいて、それを見える化しておくのが良いのではないかと思います。

後手にまわる消極的な指導ではなく、しっかりと先手をとれるような積極的で計画的な指導を心掛けていきましょう。


今回も読んでいただきありがとうございました。

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