学校にティール組織の考え方を
ティール組織の考え方との出会い
1年半ほど前、ティール組織というものについて初めて知りました。(コンサルタントの大学の先輩に教えてもらいました。)
本を読んで、見方が広がり、私は、その考え方を学校のクラス作りに生かしていきたいと考え、実践をしています。
参考文献:英治出版 ティール組織 著 フレデリック・ラルー
解釈が間違っていたら恐縮ですが、
ティール組織とは、組織を一つの生命体のようにとらえた新たな組織形態のことです。
ティール組織では、下記の3つのことが重視されています。
○自主経営 ○全体性 ○存在目的
私の解釈でそれぞれについて簡単に説明してみます。
○自主経営
互いに信頼し合って物事に取り組めるようになるここと
必要な情報が公開され、所属員が集団で意思決定をすることのよさを理解していること
一人ひとりが責任をもち、自分の役割の範囲にとどまらず、問題意識をもって行動すること
○全体性
誰もが、等しく価値のある存在であるという価値観の共有をしていること
一人ひとりが自分らしく振舞えるように、安全で思いやりのある環境を全員が作ろうと努力すること
目的に向かって学び続ける意思をもち、失敗についてオープンに語り、学んでいけるようにすること
問題の責任を他者になすりつけたり、巻き込んだりせず、当事者同士で解決できるようにすること
○存在目的
組織には、それ自体に魂と目的があると考え、集団が向かいたい方向によく耳を傾け、集団の目的を意識していくこと。
個人の目的と集団の存在目的が共鳴するのかを見極めるために、自分の心を声に耳を傾けていくこと。
著者の本意からずれるまとめになってしまっていたら申し訳ないです。
(詳しくは、本を読んでいただければと思います。)
【ティール組織の本に出てくる組織の段階については、後で、記事をかきたいと思います。】
本を読んでみて、ティール組織が重視している3つの内容は、普段私たちが、学校で仕事をする際や学級経営をする上で、気を付けていることや理想としていることに近いのではないかと感じました。
(ティール組織の考え方で行けば、学級を経営しているというより、サポートできるようにするという言い方のほうが正しいのかもしれません。)
この3つの内容に注意しながら、日々の生活を改めて見直し、意識していくことで、学級に進化していく力を身に付けさせられると私は考えています。
(具体的な方策については、次の記事で提案して、みなさんにご意見いただきたいと考えています。)
ティール組織の内容を生かした活動をしているという方、読んでみて興味を持った方、ぜひご意見いただけると嬉しいです。よろしくお願い致します。
いただいた分は、若手支援の活動の資金にしていきます。(活動にて、ご紹介致します)また、更に良い発信ができるよう、書籍等の購入にあてていきます!