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【休校明けに向けて】模擬学級開きのススメ

先日、休校明けに子どもたちにかける言葉について記事を書きました。

今回は、それらのことをこの休校期間中にシュミレーションすることについて書こうと思います。やりかたは模擬授業に似ていますので、経験のある方や教育実習で経験した事をもとに想像するとイメージがつきやすいと思います。

模擬学級開きの方法

①学級開きプランを整理する。


まずは、どんな流れで何をするか確認しておきましょう。
主に、学級開きで何をするかについては他の記事に預けますが、
この①では、自分で話すことをまず整理しましょう。
自分の話すことを整理しなければ、シュミレーションがはじまりません。
仮でもOKですので、ひとまず、ご自分の理念や考えを反映させたプラン準備してみてください。

②子どもの反応を予想して、話の詳細を考える。

①で考えた自分で話すことをもとに子どもの反応を予想します。
例えば、「みなさんは、どんなクラスにしたいですか」と子どもたちに質問したときに、「明るいクラスがいい」「仲が良いクラスが良い」という反応をすると予想しておきます。
次に、反応に対して、「仲が良いとはどういう状態ですか?」「例えばこんな様子でしょうか?(小さい芝居をしてみせる)」等のかえしを考えておきます。
すると、①で考えたプランが更に具体的になり、実際の様子に近づくことができます。
この子どもの反応を予想して、準備をすることはとても大切で、学級開きのプランを実現させる上でとても大切な要素になります。ぜひ、試してみてください。

③模擬学級開きを行う。

③の模擬学級開きでは、実際に子どもがいると思って、セリフを言ったり、子どもの反応を予想して架空のやり取りをしていきます。
①と②で考えたことを試して、自分の20分や30分といった学級開きの目安の時間をもとに、実際にその時間内で終わるか伝えたいことをしっかり伝えられるかどうか等について考えていきます。
自分でやって、自分で振り返るのです。
そして、①や②を修正するという行為を行います。

また、この際、可能でしたら、同僚の先生に付き合ってもらうとより良い振り返りができると思います。
いきなり他の先生にみせるのはハードルが高いと思う人もいると思いますので、何度かシュミレーションをしたり、実際に自分でやったりしてから見せると良いかもしれません。

よく、人には見せたくないという人もいますが、個人的には、同僚に見せられないようなことを子ども相手にやるべきではないと思っています。
そういう妙なプライドは捨ててしまいましょう。とても楽になります。
色々とあるかもしれませんが、同僚は敵ではなく、頼もしい味方だと思いましょう。

また、経験のある先生にもやってもらうということをお願いしても良いと思います。
互いに切磋琢磨できるきっかけになると思いますので、お話だけでももちかけてみることをオススメします。
他の先生の時間も有限ですからその点に配慮してお願いをしてみましょう。

・まとめ 

模擬学級開きのススメ
①学級開きのプランを整理して、何を話すか確認する。
②子どもの反応を予想して、それに対するかえしを準備する。
③実際に最初から最後まで模擬学級開きを行って、振り返りを行う。その際、同僚にみてもらったり、アドバイスをしてもらったりするとより効果的になる。

以上です。
この休校期間を上手く使って、これからにも使える模擬学級開きのスキルを磨いてみてください。
色々と変化のある中で大変だと思いますが、一緒に頑張っていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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