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「歩く」ということ

入院中、あまりにバランス良い食生活で。しかも私が入院してた病院の食事が美味し過ぎて。「食事」について改めていろいろ考えました。と、同時に「身体を動かすこと」についても「今までとは同じようにいかない」ということを思い知らされました。

まあそりゃそうです。胸を片方取ってしまってるんでそもそも身体が変わってしまってます。とはいえ、物理的に考えると「身体が軽くなっている」ということでもあります。こう言うと「あなたは強いね」とも言われました。私自身、思っていた以上に現実的だったと知りました。歌を作る(歌詞を書く)活動をしているから、感情的な人間であると思って来たので、そういう意味では、新しい発見でした。大きく肉体を切り取ったことで、細胞の入れ替わりでも起きたのかもですね?笑

さて。とにかく「肥満」はリスクにしかならない乳がんです。術後に体重が増えると乳がん再発リスクは上がります。それは数字として明確に出ています。そしてリンパ浮腫の発症確率も上がります。

痩せねば

というわけでひたすら歩く生活です。退院後まる2ヶ月は、とにかく毎日歩き続けました。近所を中心にぐるぐる。とにかくこの2ヶ月の平均は8000歩。

そして食事。バランスに気をつけながらも自由に食べています。特に食べてるのは「パン」です。全粒粉のものよりも、むしろ白いパンを好んで食べてます。だって入院中、茶色い炭水化物なんて一度も出ませんでしたもの。それを参考に(笑)白い炭水化物はよく食べてます。たぶん入院前よりも断然食べてます、糖質。

でも。体重は増えません。どころか少しずつですが体重は減っています。「歩く」ということがこんなにも健康的であるということに、もしかしたら人生で初めて実感しています。

私はとにかくハードな筋トレが好きで。筋肉の名称にも詳しいほどに、筋トレをしてきました。中山きんにくんが「おいおれのきんにく!」って筋肉に呼びかけてますが、ああいうことです。自分が動かす筋肉に呼びかけるような気持ちでトレーニングすると、筋肉は聞いてくれます。話を。(おかしくないですよ?笑笑)

そんな私は入院中も足腰の筋トレは可能な限り行いました。そこにカロリー管理されたバランス良い食生活ですから、1週間に1キロずつ減っていきました。退院してからももっとがんばろう。。!と、とにかく「ひたすら歩くこと」を続けています。

変化

まるまる2ヶ月歩き続けたら変化がありました。信号の点滅を見たら止まっていましたが、点滅だ!と横断歩道を走り抜ける私がいます。そしてあまり息が切れない。あきらかに体力がついています。歩いただけですが。

美味しく食べて歩くだけ。
食事も気の向くまま食べているからでしょうか?すごく平和な穏やかな気持ちでいる時間が以前より多い気がします。

「歩く」ことで、私は糖質制限をやめました。

乳がんで胸は失いましたが、もっと健康にかっこよくなろうという意識を得ました。

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