バケーションだけでは物足りない?福岡県古賀市で知った新しいワーケーションのカタチ
こんにちは!
普段は自宅からリモート勤務している会社員の私。コロナ禍になってから、会社への出社も自由になり、幸いなことにパソコン1つあればどこでも仕事ができる環境になりました。
リモート勤務自体、どの職種でもできる働き方というわけではありません。人により向き不向きがある中で、改めて自分なりに「働く」ということについて考えた1つの解が「ワーケーション」でした。
これまで、北海道、長野、沖縄など各地でワーケーションを実施してきましたが、今回は旅好きフリーランスコミュニティ「@word」主催の福岡県古賀市のワーケーションへ参加してきました!
そもそもなぜ、福岡県も古賀市なのか?複数地でワーケーションしてきた私だからこそ感じた新しいワーケーションのカタチを今回共有できたら嬉しいです!
古賀市ってどこ?
博多駅から車で30分、電車で20分ほどに位置するベッドタウンです。福岡で絶対的信頼を得ている博多華丸大吉の博多大吉さんの出身地だそうです。
福岡県外からの来訪の場合、空港から博多までの立地が良すぎるがゆえ、古賀市までのアクセスは少し不便に感じるかもしれません。
今回のワーケーションは、博多から友人数名とレンタカーを借りて、古賀市まで向かいました。お世話になった宿から最寄りのコンビニまでも車で5分ほどかかるので、足があったほうが滞在中は便利かもしれません。
道中は博多の印象とは180度変わり、生い茂る緑が”強い”と思うほど閑静な街並みが印象的でした。ゆったりドライブも気持ち良かったです。
今回のワーケーションでの仕事場
今回のワーケーションでお世話になるのは『快生館』さん!
最初に、快生館さんの説明をさせてください。
仕事場と宿泊施設が一緒になっているのは、温泉宿ならではですが、ワーケーションする者からするととてもありがたいですよね!
加えて、今回の目玉の1つが元温泉宿ならではの「天然温泉」(1名様 440円)。仕事始めや、仕事終わりにひと風呂♨なんてことも出来てしまう…!まさに幸せの極み。
そして、肝心の仕事場所も充実。1階にはWi-Fi・電源環境も完璧なコワーキングスペースが完備されています。
特別に快生館さんのご厚意により2階のワークスペースを解放いただきました。
そしてそして、快生館さんはこれだけではない!なんとテントサウナまでご用意頂きました。何から何まで、至れり尽くせり。
”何もない”のが強みになる
ワーケーションをしていると、温泉やサウナで整っている写真やをInstagramのストーリーズにあげてしまいがちなので、よく以下のような質問をもらうことがあります。
「ワーケーションって仕事できるの?」
「仕事そっちのけで遊んでしまいませんか?」
正直に言うと…ワーケーションを始めた当初はついつい遊びの時間が増えてしまいがちでした。自制心、トテモダイジネ。
しかし、何度かワーケーションを重ねるにつれて仕事と遊びのメリハリをつけることができるようになってからは、快生館さんのように環境が整った場所であればあるほど、仕事が捗るというのが持論です(個人調べ)。
理由として、在宅勤務の時は、ついつい家事をしてしまったり、仕事環境の回りにモノが多いとついつい集中がそれてしまったり、思い当たる節がある人も多いのではないでしょうか。
それが、ワーケーションをすることで、場所と環境が強制的に変わる。加えて、身の回りのものも必要最低限の仕事道具のみ。
地元の方は「ここには何もなくて」と卑下される方もいらっしゃいますが、古賀市のように周囲に大きな観光地の少ない場所では「遊び」に誘惑されることもないため、実はワーケーションにはうってつけの場所だったりもします。
だからこそ、”何もない”ことも視点を変えると強みになるのです。
地域の方とのワークショップ
~快生館への集客を増やすためには~
実は、ワーケーションで訪れる地の多くは、コロナ禍の前には知る機会のなかった地域ばかり。毎回のワーケーションの開催地は、その地域の「人」とのご縁で訪れることが多く、初めて訪れた地域を知ることも醍醐味の1つです。
そこで、今回のワーケーションでは初めての試みとして、地元の方とのワークショップを開催しました。
地元の古賀市の方と「快生館への集客を増やすために」を考えるワークショップを、@worldと古賀市の方との協力で実現しました。
ワークショップでは、チームに別れて課題の深堀り、アイデアのブレストはもちろん、改めて市役所の方に古賀市についてご説明頂きました。
地域の方との交流での気づきはもちろん、デザイナー、Webマーケター、フォトグラファー、コミュニティーマネージャー、ベビーシッターなど普段は業種、職種もバラバラなメンバーの衆知を集めたワークショップの切り口はチーム十色。
さまざまな切り口や意見をもとに、地元の方たちも各々感じる課題の言語化を経て、新しい気づきに繋がっていたのが印象的でした。
今までのワーケーションでは、地元の方が観光地を案内していただきながら、歴史に触れたりと一方通行でのコミュニケーションだった気がします。
そのことに気づけたのも、今回のワークショップを通して、相互的なコミュニケーションを通じてその土地を知ることができたと感じたから。これはひとえに、古賀市の方々の前のめりな参加意思のおかげに他ならないと思います。
もちろん、今回のワークショップだけで劇的に何かが変わることはないかもしれません。
この地に訪れてほしい
この地を知ってほしい
魅力を発信したい
など多くの地域の方の抱える課題に対して、今回さすらいの旅人集団@wordとの関わりが変化のきっかけになったら嬉しいです。
福岡県古賀市の人との交流を経て、新しいワーケーションのカタチが見えてきた(かもしれない)旅にすることができました。