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■中世の街並みが今も息づく世界遺産のアッシジは何度来てもまた来たくなる街です!

■ローマ発 ペルージャと世界遺産アッシジ1日観光

 

かつて日本のエースである中田英寿がデビューし、その活躍ぶりから陽気なペルージャの人々は日本人を見かけるとナカタ、ナカタと声をかけていました。やはりイタリアではサッカー選手はヒーローであり、日本とイタリアの架け橋となってくれました。そのペルージャの地元企業と言えばチョコレートのバーチ(Baci)ですね。紺色と銀色の山型チョコレートは日本でも人気です。街中がチョコレートだらけになるチョコレート祭りは毎年10月に開催されます。2023年は10月13日~22日を予定しています。

 

そのペルージャから約30㌔離れた丘の上に世界遺産のアッシジがあります。当地で第2のキリストと呼ばれる清貧の聖人フランチェスコが生まれ、丘の上に修道会が開かれ、大聖堂や修道院が建築され、巡礼地となりました。建造物や美術品が大きな影響を与えたことから2000年に世界遺産に登録されました。聖人フランチェスコはあらゆる者たちに説法してきましたが、小鳥に向かって説法する姿を画家ジョットはフレスコ画に残し、鳥好きなフランスの作曲家メシアンはオペラに残しました。ヨハネ・パウロⅡ世は、1980年、聖人フランチェスコが富におぼれず、ものを大切にし、自然回帰活動を重視したことから「自然環境保護(エコロジー)の聖人」に指定しました。1997年に大地震があり、甚大な被害がありました。

 

 

聖キアラは1210年に聖人フランチェスコの説法をアッシジの町で聞き、心を動かされたそうです。その後、聖フランチェスコの指導をあおぎ、修道生活に入りました。そのアッシジのキアラを奉るサンタ・キアーラ聖堂は白とバラ色の素敵な建物です。聖キアラは闘病中、自分の部屋の壁からミサの様子を見て、ミサの説話を聞いたという奇跡から「テレビの守護聖人」と言われています。

 

 

アッシジはこのように宗教に恵まれた土地ですが、山頂からの景観も素晴らしく、立寄る観光客は多い街です。ちょうどローマからフィレンツェの中間点にありますのでその移動の途中に是非訪れてください。

 

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